ユネスコ・スクールへの大学としての加盟は日本初です

奈良教育大学は「ユネスコ・スクール」に加盟しました。日本ではこれまでに20校あまりの小学校、 中学校および高等学校が加盟していますが、大学としての加盟は日本で最初です。
ユネスコは国連専門機関として、教育・科学・文化の協力と交流を通じた国際平和と人類の福祉の促進を目的として設立され、 その目的に基づく活動をおこなっています。
「ユネスコスクール/UNESCO Associated Schools Project Network:ASPnet」は,ユネスコが推し進めている理念を学校現場で実践することを目的としています。 その活動の内容は、以下の二点です。

  1. ASPnetを利用して、世界中の学校と生徒間・教師間で交流し、情報や体験を分かち合う。
  2. 地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容やその手法の開発、発展を目指す。
研究テーマとしては以下の4分野を基本としています。
  1. 地球規模の問題に対する国際システムの理解
  2. 人権、民主主義の理解と促進
  3. 異文化理解
  4. 環境教育

奈良教育大学は教員養成を主目的とする大学として、日本の大学の教育・研究の基礎的水準の維持と向上に努めてきましたが、 さらには教育・研究を通じた国際貢献を強く意図してきました。
国立大学の法人化以降は特色ある大学としての存在が強く意識されるようになりました。
奈良教育大学はこれまでに30年以上にもおよび人権教育の歴史と成果があり、日本および世界の民主主義の普及と徹底に寄与してきました。 また、奈良という自然および伝統文化に恵まれた地域にある大学として環境教育、文化教育をも推進してきました。
こうした基礎をもとにさらに国際的な教育・研究へとレベルアップするために、ユネスコ・スクールに加盟し、 世界の各地域および学校との連携を進め、地球規模での大学としての貢献を図ることにしました。
本学では、大学の教育・研究のキーワードとして「世界遺産」をあげており、日本でも最多の世界遺産を有する奈良県にある大学として、 ユネスコが世界的規模で進めている世界遺産の保全・保護に関する環境教育および文化教育への取り組みは加盟以前よりいち早く進めてきました。
世界遺産の保全・保護は単に世界遺産に対して向けられるだけのものではなく、先にあげたユネスコ・スクールの4分野の基本テーマに通じることです。

 


奈良教育大学