分布:シベリア東部からベトナム、台湾、日本。日本国内では、本州、四国、九州、対馬、奄美大島から知られる。
形態:頭胴長41〜60mm、前腕長30〜37mm、尾長29〜45mm、体重5〜10g。黒褐色から暗灰褐色の体毛を持つ。
小型コウモリの多くは昆虫を食べて暮らしている。しかも大食漢である。日本の気候では冬季に活動する昆虫が減少する。冬季にはコウモリはえさが十分に取れないため、多くのコウモリが冬眠する習性を持つ。
アブラコウモリの場合、冬眠に入るのは11月の中頃から。冬眠から覚めて活動を開始するのが、3月中下旬である。冬眠期間中でも暖かい日には飛翔する姿を見かけることもある。
アブラコウモリの出産期は7月初旬、一度に1から3仔を出産する。8月初旬には巣立ち期となり、10月に入ると交尾を行う。しかし、精子はメスの生殖器官に貯えられたまま冬を越し、冬眠あけの4月下旬になってから排卵が起こり受精・妊娠する。
アブラコウモリの飛翔。