特別支援学級(知的障害)


■2017.6.23.更新

 奈良教育大学付属小学校特別支援学級(知的障害)は、知的に遅れのある子どもを対象にした特別支援学級です。私たちは、障害を持つ子どもたちの健やかな発達を保障していきたいと考え日々の教育活動を行っています。


◆特別支援学級(19クラス)について

 今年度、特別支援学級(19クラスと呼ぶ)では、十四名の知的な障害のある子どもたちが学んでいます。低学年(一・二年)五名、中学年(三・四年)六名、高学年(五・六年)三名の三学級で編成しています。
 子ども一人ひとりの発達の状態や障害の違いなどに合わせたきめ細かな教育をするために、学習や生活は19クラスで行うことを基本にしています。
 また、奈良教育大学の特別支援教育研究室と連携し、教育実習や共同研究などもしています。毎年、発達検査も行っています。


◆特別支援学級のめざしているもの

 私たちは、障害のある子どももない子どもも、基本的には、同じ発達のすじみちをたどるということに基づいて教育をしています。学校全体の教育目標の達成をめざしながら、19クラスの子どもの実態に合わせた六つのめあてを設定し、教育をすすめています。

 @体や手足を力いっぱい動かして運動量も多くし、身体機能を高めます。
 A身体全体を使って自分の要求や意思表示することを含めての話す力や 書く力をつけ、数や量についての認識を育てます。
 B自然や人や物に、積極的に働きかける力を育てます。
 C美しいもの、ねうちのあるものに感動できる心を育て、描く、つくる、歌 う、演ずる等の表現する力をつけます。
 D生活のリズムをつくり、基本的な生活習慣を身につけます。
 Eなかまと力を合わせ、高めあう集団をつくります。


◆特別支援学級の教育内容

・授業
 子どもの学習課題に合わせて、できるだけ課題別の学習集団をつくり、年間の指導目標を決めて学習をすすめます。教科は、「ことば」「かず」「おんがく」「たいいく」「ずこう」を設定しています。また、子どもに必要な学習活動として、「あそび」「しごと」「朝の会・終わりの会」を設けています。

・生活の指導
 基本的生活習慣の確立は、訓練的にするのではなく子ども自身が見通しを持ち、主体的に行うことができるようにとりくんでいます。
 子どもの実態に合わせながら、日直や係の仕事などもして、自分たちの生活を作っていくための基礎の力をつけていきます。

・行事
 学校行事や19クラス独自の行事を通して子どもたちに、豊かな経験をさせ、なかま意識を育て、見通しを持ってがんばることのできる力をつけていきます。
 学校や学年行事については、その行事のねらいと19クラスの子どもの課題とをつき合わせ、多様な参加形態をとります。

・交流・共同教育
 通常学級の子どもと、いろいろな機会を通して心を通わせ、共に学びあえるようにしています。
 休み時間などの日常的な交流の他、意図的な交流として、二年生と遊ぶ会を、四年生と交流会をします。また、六年生の19クラス交流部とは年間を通した交流をしています。
奈良市の障害をもつなかまとの交流もしています。


◇今年度の重点

@ 授業づくりを大切にします。
 今年は「ことば」についての研究をします。話しことばを獲得する時期・話しことばを豊かにして書きことばを準備する時期の子どもたちに、ことばをより豊かにしていくために、生活全般で働きかけることと、「ことば」の授業内容と方法について研究していきます。
 自然との関わりにも重点をおいています。見たり、さわったり、体で感じて、学びを広げ、認識の力を深めていきます。 「あそび1」の授業では、積極的に教室の外(季節に応じて、草花摘み、虫取り、どんぐり、落ち葉拾い)に出ます。教室で飼っている生き物(カメ、モルモット、金魚)にえさをあげたり、そうじをしたりします。「しごと」や「学級活動」では、学級園で花や野菜の栽培をします。収穫したものは授業でも使っていきます。

A なかまづくりをします。
 19クラスの子どもたちが安心して過ごし、自分の思いを出せるなかまづくりをめざします。学習やあそび、行事をとおして、19クラスの子どもどうしが関わりをもって、力を合わせてできることを増やします。
 他の学級とでは、一年生との学級紹介、二年生との休み時間の遊ぶ会、四年生との実行委員会を作っての交流会をします。四年生の保護者と子どもには、「障害の話」をします。六年生の19クラス交流部との交流をします。

B 保護者との活動をすすめます。
 連絡帳で一人ひとりの子どものようすを知りあいます。学級通信では、学級全体でのようすや、行事や授業のねらいなどについて知らせます。
 学級PTAでは、低・中・高学年の懇談を増やします。また、親子で楽しむ機会ももちます。春の親子遠足や夏の親子行事もおこないます。
このようなとりくみをとおして、親同士がつながり、わが子の成長やクラスの子どもたちの成長をみんなで喜び合えるようにします。

・「ことば」・「ずこう」・「あそび1」・「かず」は、課題別のグループに分けて学習している。
・「かず」は、四名、他の子どもは「あそび2」をおこなう。
・「たいいく」「おんがく」は、学級全体集団でおこなう。
・「しごと」は、五・六年生でおこなう。
・月・水・金の「ずこう」「あそび」は、隔週で交互におこなう。
・「朝の会」…月・金は学級全体集団、火・木は一・二学年/三・四学年/五・六学年別集団。
・一年生は、月〜金までは給食後下校。
(二学期からは金曜日五時間目あり)


◇2018年度特別支援学級新1学年児童募集(新規)

 2018年度新一年生の募集要項が発表されました。詳しくは以下の児童募集要項をご覧ください。

 2018年度特別支援学級の第1学年児童募集要項:ダウンロード(210 kB) 


◇教育相談

 知的に遅れのある子ども、情緒の不安定な子どもを対象に教育相談を行っています。

2017年度教育相談会【ご案内】

1.趣旨
 幼稚園・保育園( 所)で障害をもつ子どもの教育に携わっておられる方々、及び保護者の方々に、知的障害のある子どものための特別支援学級の教育についてご理解いただくため、教育相談会( 授業参観と教育内容等の説明)を実施いたします。

2.日時
 @2017年6月29日(木)午前9時15分〜11時35分(受付:9時から)
 A2017年9月26日(火)午後1時15分〜 3時35分(受付:1時から)

特別支援学級2017年度教育相談会実施要項【申込書】:ダウンロード(204KB) 

TEL 0742−27−9284
FAX 0742−27−9285

 教育相談を希望される方は、上記のTELかFAXで連絡をしてください。

電話による連絡は、土、日、水曜日を除いてPM4:00〜5:30までに連絡をしてください。
FAXによる連絡は、随時受け付けています。担当(付属小 北村)が折り返し連絡します。

相談の内容については秘密を厳守いたします。
相談は無料です。

 


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