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特色ある教育研究

学校教育教員養成課程 カリキュラム・フレームワークの構築と実施

~教員養成教育の先駆的なモデルを目指して~

皆さんもご存知のように、子どもたちの学力低下、学級崩壊、不登校やいじめによる自殺など、学校教育をめぐる諸問題は深刻さを増してきています。また、子どもたちの教育を担う教員の資質について、地域・社会からも厳しい問いかけがなされています。

教員の養成を主な目的とする本学では、これまで地元奈良県をはじめとして全国に数多くの新任教員を送り出してきました。また、国立大学の法人化(平成16年度)に際しては、「学校教育に関わる多様な資質と教育の現代的課題に応え得る教育実践力を備えた初等中等教育教員を養成する」ことを本学の基本的な目標の一つに掲げ、教員養成カリキュラムの改善を目指してきました。

このたび、教員養成教育のさらなる質的向上をめざして、<新任教員に求められる資質能力目標に基づく教員養成のためのカリキュラム・フレームワーク>をつくりあげ、本学の教員養成教育の質の保証とその評価・改善に取り組むこととしました。

学生の皆さんは、この新しい<カリキュラム・フレームワーク>を通じて、教育学部卒業までに獲得すべき新任教員に求められる資質能力目標に照らして、各授業科目から何を学び、どのような資質能力を身につけたかを自覚しつつ、教育実践力を備えた教員として育つことができます。

本学は、<カリキュラム・フレームワーク>を構築することによって、学生の皆さんの学びの結果に責任をもつとともに、教育の結果に責任をもつ教員養成システムの礎を築くことになります。大学教員にとっては、本学の教員養成の目標を共有するのみならず、専門職としての教員の養成に必要な知識・能力・技能・態度等を明確にし、それに基づいた教員養成教育を行うとともに、常に皆さんの学習支援環境を整え改善していくことが可能となります。

本学は、教員養成教育の先駆的なモデルとなるよう、平成19年度から<カリキュラム・フレームワーク(7つの目標資質能力基準)>の構築と実施に取り組みます。

7つの目標資質能力基準【知識と実践力】

1 学校教育の課題把握

教育の目的・歴史、人権、さらには教育や学校に関する法令などを理解し、現代的な教育課題を把握できる。

2 教科・領域に関する基礎的知識と教育実践への具体化

小学校、中学校の教科内容とその系統性を理解し、教育実践に活用することができる。

3 情報活用能力

主な情報機器を利用し、獲得した情報を教育活動に具体化できる。

4 授業力

4.1 学習設計

学習指導計画立案に関する基本的事項を理解し、児童・生徒の発達段階に応じて作成することができる。

4.2 学習指導

多様な指導方法を理解し、児童・生徒の発達段階に応じた指導をすることができる。

4.3 学習評価

多様な評価方法を理解し、児童・生徒の発達段階に応じて用いることができる。

5 児童・生徒理解と教育実践への具体化

児童・生徒の身体的・認知的・情意的発育・発達に関する基礎的内容を理解し、教育実践に具体化できる。

6 学校と地域社会との連携

学校の組織的な教育活動や経営活動、地域の教育活動などに関わることの重要性を理解し、教育活動に生かすことができる。

7 職能成長

教師の仕事や役割、責任を自覚した上で、教師として自己成長する意味とその方法を理解し、自ら実践することができる。

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