シラバス参照

授業情報/Course information

2025/08/18 現在

時間割番号/Registration No. G6525
授業科目名/Course Title 比較言語文化論Ⅱ
授業科目名英語/Course Title Comparison of Cultural Linguistics Ⅱ
担当教員名/Instructor ヤナセ ペーテル
単位数/Credits 2
授業の方法/Type of Class 講義
年度・学期/Semester 2025年度/Academic Year   後期/kouki
曜日・時限/Class Period 木/Thu 1,2
教室/Classrooms 209教室
時間割番号/Registration No. G6525
授業科目名/Course Title 比較言語文化論Ⅱ
授業科目名英語/Course Title Comparison of Cultural Linguistics Ⅱ
担当教員名/Instructor ヤナセ ペーテル
単位数/Credits 2
授業の方法/Type of Class 講義
Cuffet項目/Cuffet (学校教育教員養成課程) 2 教科、領域の内容・特性
到達目標/Attainment Target 本授業に真剣に取り組んだ場合、以下のような結果を期待できます。
- 様々な日本語と日本文化に関するトピックについて知識を身につけ、自分で説明できるようになります。
- 多角的な視点で物事を見るようになり、国際理解・異文化理解に必要な姿勢を身につけます。
- 日本語非母語話者の場合、 外国語処理能力が上がります。
関連する SDGs のゴール
/17 Sustainable Development Goals
4.質の高い教育をみんなに 5.ジェンダー平等を実現しよう 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に
授業の概要/Course Outline  津軽出身の演歌歌手の吉幾三のヒット曲「俺ら東京さ行ぐだ」はなぜ津軽弁ではないでしょうか?大日本帝国憲法の文体はなぜあんなに不自然なのでしょうか?2024年のユーキャン新語・流行語大賞「ふてほど」がなぜ問題視されたのでしょうか?「義理チョコ」という表現はなぜ必要なのでしょうか?
 本授業では、民俗学、翻訳学、歴史社会学、社会言語学などの様々な分野の手法を用いて、近現代日本語と日本文化を考察します。
授業計画(内容と方法)
/Course Schedule
1. 残したい日本語―日本語の美化
2. 臭い物に蓋をする―放送禁止用語と放送禁止歌
3. ブラク―言葉と差別
4. 出る杭は打たれる―ことわざに見える日本社会
5. アブソリュート・キャンセル―ルビの様々な機能
6. ドカッ―マンガの文字
7. せやねん―共通語と方言
8. I REP 実家―ラップとヴァーチャル方言
9 . Nanny tokey arimas?―横浜ことば
10. 天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス―大日本帝国憲法の日本語
11. 義理チョコ―言葉と戦略
12. NAONのYAON―集団語とは
13. 優雅変換―言葉の性差と役割語
14. 拙者が運転者―発音とリズム
15. ふてほど―新語・流行語とその問題点

授業は原則として、対面にて行うが、資料の配布や課題提出は、MS Teamsにて行うことがあります。
授業は日本語で行うが、受講生が英語を使用していても構いません。
概ね、上記の内容で授業を進める予定ですが、内容や順番については、進捗状況等によって変更する場合があります。各トピックに関する前提知識は必要がないです。
テキスト、参考図書、教材等
/Textbooks
必要に応じて資料を配布します。

参考資料:
- 井上史雄等編(2022)『社会言語学の枠組み』くろしお出版
- 遠藤織枝・桜井隆編(2010)『日本語は美しいか:若者の母語意識と言語観が語るもの』三元社
- 梶井厚志(2010)『コトバの戦略的思考:ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」』ダイヤモンド社
- 金水敏(2014)『コレモ日本語アルカ?:異人のことばが生まれるとき』岩波書店
- 田中ゆかり(2021)『読み解き!方言キャラ』研究社
- 福田アジオ編(2015)『知って役立つ民俗学:現代社会への40の扉』ミネルヴァ書房
- 松田結貴(2019)『ポピュラーカルチャーの詩学:日本語の文字に秘められたマルチモダリティ』風間書房
- 柳父章(2004)『近代日本語の発想:翻訳文体成立事情』法政大学出版局
- 中山緑朗等編(2009)『みんなの日本語事典』明治書院
- 米川明彦(2017) 『俗語入門:俗語はおもしろい!』朝倉書店
- Zeebra(2018)『ジブラの日本語ラップメソッド』文響社
評価方法/Evaluation 1.宿題の完成度を、事前に提示した目標と照らして評価します。(評価割合:30%)
2.受業への取り組み態度の評価を以下で行います。
 - 授業中に提示した課題の完成度(評価割合:40%)
 - ディスカッションへの積極的な参加の頻度(評価割合:30%)

宿題や課題などに使用可能な言語は日本語と英語です。
やむを得ない事情で欠席する場合でも、次回までに予習復習を行わなければなりません。難し場合は、相談してください。
5回以上欠席した場合は、「不可」判定になります。
準備学習・時間等
/Preparation Learning
授業で学んだことを復習し、事前に配布した資料がある場合、それを精読して予習してください。宿題がある場合、それを締め切りまでに完成させてください。毎週の準備学習に必要な時間の目安は60分程度です。
実務経験のある教員等による授業科目
/Courses Taught by Teachers with Practical Experience
受講上の注意,メッセージ等
/Caution,Message
受業の進め方(情報量、話す速度、使用機材や資料など)に関して気になる点があれば、いつでも遠慮なく言ってください。できるだけ要望に対応します。
単語と用語を調べるために、または受業に関するノートを取るためにはパソコン、スマホやタブレットを使用しても構いません。ただし、それ以外の目的での使用は原則禁止とします。
生成AIの使用を禁止とします。
「オブザーバー参加」も可能です。
メールアドレス:yanase.peter.ps@cc.nara-edu.ac.jp
 *勤務形態の都合で、メールの返事には一週間以上時間がかかる場合があります。
オフィスアワーに関しては、大学のウェブサイトに掲載されている「オフィスアワー一覧」のページを参照してください。
時間割番号/Registration No. G6525
授業科目名/Course Title 比較言語文化論Ⅱ
授業科目名英語/Course Title Comparison of Cultural Linguistics Ⅱ
担当教員名/Instructor ヤナセ ペーテル
単位数/Credits 2
授業の方法/Type of Class 講義
No. 回/Time 題目/Title 内容/Contents 方法/Type of class
該当するデータはありません
時間割番号/Registration No. G6525
授業科目名/Course Title 比較言語文化論Ⅱ
授業科目名英語/Course Title Comparison of Cultural Linguistics Ⅱ
担当教員名/Instructor ヤナセ ペーテル
単位数/Credits 2
授業の方法/Type of Class 講義
該当するデータはありません

閉じる