学生有志によるお手玉100個プロジェクト

 本学家庭科教育専修の学生が、東日本大震災の被災地へ届けるために「お手玉100個プロジェクト」を立ち上げました。
 学内で有志を募り、最終的に17名の学生がプロジェクトに参加。3月末に企画を開始し、4月1日から本格的に作成し始めました。お手玉5つと巾着袋1つをセットにし、メッセージカードを添えてラッピングしたものを作成、4月19日に学生支援課を通じて現地へ発送しました。

【プロジェクト学生より】
 東日本大震災について、テレビや新聞などの多くのメディアを通して被災地の様子を知り、衝撃を受けました。今回の震災では、予想以上の揺れと津波に襲われ、また原発の事故も重なり、思うように復興作業が進まず、今もなお避難所生活を余儀なくされている方々の様子を見て、心が痛みました。関西に住んでいる私たちができることは限られていますが、それでも将来、子どもに携わっていきたいと教育大学に通っている学生として、「少しでも子ども達に元気を与えたい!」という気持ちから作られたのが、「お手玉100個プロジェクト」でした。感受性の強い子どもたちは、震災のショックと今までと異なる環境にストレスを感じることも多いと思います。今でも続いている余震やこれからの生活に不安や緊張感を強いられている中、少しでも安らげる時間を持ってもらいたいと、家庭科教育を専攻する学生が中心となり、高齢者の方々とも一緒に関わり合いながら遊べるお手玉を作成しました。子どもたちの笑い声があふれる、明るい未来への希望に繋がることを願いながら、その一つ一つに想いを込めてつくりました。
                         学校教育教員養成課程理数・生活科学コース
                                家庭科教育専修4回生 辻下めぐみ

■ 問合せ先

奈良教育大学 企画・広報室
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