文部科学省
「大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育研究実践支援)」

子どもスポーツ指導プログラムの国際化推進
−実践的指導力のある教員養成システムの構築−


バルシューレABC「子どものボールゲーム指導者講習会」の開催

 2007年 1月13日(土)にバルシューレABC「子どものボールゲーム指導者講習会」 (後援:奈良県・奈良市・王寺町の各教育委員会、奈良体育学会)を開催し 、奈良県内をはじめ東海・近畿地区から約120名の教育関係者・総合型地域スポーツクラブ関係者等の参加を得た。

当日は、第1部では本学木村真知子教授が「バルシューレの理論と実践」と題して講義を行った。

  • バルシューレとは、本学の協定校であるドイツのハイデルベルク大学が開発した子どもボールゲーム指導プログラムであり、 ドイツで急速に広まっていること。

  • このプログラムは、外遊びをしなくなった現代の子どもの問題(基本的な運動経験の不足、体力・運動能力の低下等々) の解決に向けて、ボールゲームの種目横断的な基礎技能をオールラウンドに習得できる点に特徴があること。

  • 日本の実情に適合させるため両大学が共同で日本版プログラムを作成していること。


第2部では、ハイデルベルク大学から招へい中のアンクリスティン・エーリング学術研究員による実技指導があり、 バルシューレの代表的なゲームを紹介した。

説明をするエーリング学術研究員と木村教授

味方同士の協働がテーマとなっているゲーム 「タマゴめぐり」

ペアでパス&キャッチ ボールの落下点に走りこむ

学生の実演に続いて参加者も加わり童心に返ってゲームを体験したが、実技の合間に行われたエーリング研究員の解説には 「なるほど」と納得させられ、理論と実践の一致を確認できる講習会であった。

子どものボールゲーム指導者講習会参加者


Press of Ballschule


なお、3月10日(土)には、本学講堂において、ハイデルベルク大学スポーツ科学部の担当教員を招へいし、
シンポジウム
「地域に開かれ、地域を支え、地域に触れる大学 ― 新しい子どものスポーツ指導を通して ―」
の開催を予定している。

詳細は こちら をご覧下さい。



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