第1部 いじめ問題に関する基本的認識
第2部 子どもを取巻く状況
第3部 いじめ発生の3要素とヴァルネラビリティへの対応
第4部 いじめ解決への具体的対応

HOME > 第4部 心理教育的指導の具体例

いじめ解決の指導

一般的な転校生の受け入れ指導例

  • 担任が転校生を紹介する。(名前や前の学校名、住んでいた所、今住んでいる所など)
  • 転校生本人が自己紹介を行う。
  • 学級担任から、仲良くしてやってくれと子どもたちに援助を求める。
  • (意図的に)転校生の近くに住んでいる子どもや面倒を見てくれそうな子どもの横に座らせる。
☆教師側からの一方的な受け入れ指導といえる

心理教育的指導の具体例

【心理教育的視点に立つ転校生の受け入れスタイル】

  • 上記、具体例1.〜2.までは、ほぼ同じ。以降、子どもの資源を活用する。
  • 転校生が自己紹介したあと、クラスの子どもの前で「見知らぬ所へ来て、きっと不安でいっぱいなのに本当によく言ってくれたね。」と転校生の不安な気持ちを受け止める。
  • そこで、子どもたちに「今までに、転校してきた経験のある子はいないかな」と投げかけ、転校経験のある子どもたちに「転校した時のことを思い出してそのときの気持ちを教えてほしい」と尋ねる。(転校経験がなければ、見知らぬ場所での体験も可)

★仲間(ピア)の援助資源を活用した受け入れ指導といえる。


<心理教育的指導の効用>
☆ヴァルネラビリティー傾向をもつ転校生の「転校不安」の軽減に役立つ。「僕と同じ転校経験した人がいる」という安心感を生む。
☆受け入れ側の学級の子どもたちのなかから転校時の経験を引き出し、学級の子どもたちに、転校不安を身近に感じとらせるのに役立つ。
☆転校生の受け入れ方にいじめ解決のヒントが隠されている!

出典:池島徳大(1997)いじめ解決への教育的支援 日本教育新聞社


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