中尾 友喜さん Publish Date  :  2023-02-06 09:31

Center for Intercultural
Exchange and Studies

滞在記

a) ここまでの生活を振り返って

 非常に充実した留学生活を送れています。毎月、毎日違った発見があり、わくわくの連続です。最初のひと月は、特に何もかもがカルチャーショックでした。ルームメイトとの生活、大学の広さ、食堂やレストランでのご飯、大学構内にいる動物(リス)、スーパーの品ぞろえ、スポーツの応援の仕方、ステーキのデカさなど挙げだせばきりがないほど、どれもこれも衝撃だったことを思い出します。何か月経過しても、衝撃に出会わなくなることなく、ふとしたときにやって来ます。中でも一番は、何といってもハロウィンのパーティーでした。というのも、日本ではコロナがどう、マスクがどうと、テレビや学校でいわれ続ける中、アメリカの田舎の方のアパートでは、マスクしている学生などいるわけもなく、100人弱の人間がアパートの一室に詰め入り、音楽に合わせ、タバコとアルコール、人の汗の臭いの中、踊り明かす体験をしました。夜中1時くらいに途中退席はしたものの、あの洗礼は今でも鮮明に思い出します。ここでは書ききれないほど異文化体験ができており、この先残りも、最高の留学になりそうです。

 

b) 留学目標の進捗状況

 アメリカに旅立つ前に、“ネイティブみたいに英語を話せるようになる”ことをこの留学の目標に掲げていました。進捗状況は、正直かなり厳しいものです。というのも、日本の英語教育からうっすらと見えていたゴールは、目標達成のゴールの何ものでもなく、ただの思い違いでした。日本の英語教育では、“文法よりコミュニケーションだ”とか、“適切な量のインプットとアウトプットだ”とか、とやかく言われますが、英語をペラペラに話すには何もかも足りておらず、学校英語はただの受験英語に過ぎないのだと気づきました。もちろん、受験英語の土台があったからこそ、最初は拙い英語で何とか会話できていました。つまり、現地に来て英語に触れ続けない限り、僕の目標は達成されません。という意味で、目標達成に確実に進んではいるものの、ゴールはまだ見えていないというのが現状です。残りの期間にできるだけ前に進んでから、また日本という島国に帰りたいと思います。

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韓国人の友達と雪の中、アメフトの大学のホームゲームを見に行ったときの写真。

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デトロイトにあるNBAチームのホーム戦で、中央スクリーンにCMUの学生として映ったときの写真。