水名口 愛梨さん 公開日  :  2020-07-03

国際交流留学センター

滞在記

 アメリカに来て、はや4ヶ月が経ちました。毎日が新しいことの出会いで溢れており、刺激的な毎日を送っております。半期報告書ということで、私は今回2点のことについて主に書かせて頂きます。1点目は、新しい環境や日常生活、カルチャーショックに関する感想、ストレスなどについて、2点目は、留学前に自分で定めた目標の達成度に対してのふり返りです。

 まずは、1点目について。アメリカに来て、文化の違いを感じた瞬間は多々ありました。しかし、その文化の違いのせいで、ストレスを感じることはほとんどなかったように思います。どれも新鮮で興味深いです。1つだけ挙げるとしたら、食事の違いです。日本にいる時は、ハンバーガーやピザなどは毎日食べるというよりは、友達と遊んだ時、パーティーをした時に食べるという感覚だったのですが、アメリカに来て毎日食べるようになりました。最初は、食生活の変化で胃もたれが続いていましたが、最近はアメリカでの食事スタイルになじんできたように感じます。もちろんスーパーにいけば、日本食を手に入れることは可能ですが、値段や調理の手間を考えると、学校にあるカフェテリアを利用することが多くなり、結果として、ジャンクフードを基本とした食生活に変化してしまいました。

9月頃、献血をしようと思って、採血をしたら、まさかの私自身の血液の栄養素が欠如しており、献血することができませんでした。日本では、血液検査をするといつも正常値であったため、少し驚きましたが、そのあたりから食生活を見直すように心がけました。アメリカについて最初の頃は、周りの人が何を話しているのか理解できない状況がほとんどでした。

話の輪に入れないことは悲しいし、悔しかったですが、それが一つの私の英語に対するモチベーションになっていたようにも思います。今も、何を話しているか分からないことも多々ありますが、分かったふりをせず、聞き直すことを心がけています。日本にいた時、海外の方を見かけると、どこから来られたのですかと質問することも多いと思いますが、私は、アメリカに来てあまりその質問を受けたことがありません。

私の英語力を聞いた後で、あれ?ネイティブじゃなかったの?と聞かれることはありますが、、、。アメリカは多人種国家であるからこそ多様なバックグラウンドを持った方が一緒に暮らしています。たとえ自分と違っても、「外国の人」「他」というカテゴリーに入れないんだなと感じた瞬間でした。

 「日本人は、謙虚でよく気を遣う」とよく耳にすることがあると思いますが、アメリカの方も、アメリカで出会った世界中からきている交換留学生も同じように、シチュエーションによっては気を遣うし、とても親切です。日本人だから、、、という人種で区分されたステレオタイプ・イメージは必ずしも当てはまらないのではないのかと感じるようになりました。しかし、文化の違いを感じる瞬間は多々あります。

例えば、私はアメリカに来て年齢の離れた友達をたくさん作ることができました。日本には先輩、後輩という考え方が存在しているので、人や環境にもよりますが、近しい友人になるのは少しアメリカと比較して難しいのかなと思います。日本の良い点にもきづくことができました。公共交通機関の時間の正確さやお店の店員が丁寧であるということです。 友人宅に遊びに行くとき、買い物に出かける時、私はよくバスを利用します。しかし、バスは時間通りにやってこないことが多々あります。15分遅れてやってくるということを幾度となく経験しました。ニューヨークに旅行に出かけた時も、地下鉄は時間通りにやってきませんでした。目的地に着く予定時間を多めに考慮して行動しないと、遅刻してしまうというケースが生じてしまいます。

また、日本では、スーパーやデパートなどの店員は客に対して丁寧な対応をすることが求められますが、アメリカではそうではないことが多いです。怒っているのかなと感じる時もあるし、時には少し不快に感じることもあります。日本文化がよくてアメリカ文化がいけない、又はその逆、とかではなく、文化の違いを知ることこそ、誤解を生じさせない、異文化理解につながる重要なポイントだと思うので、これからも前向きに文化の違いを発見していきたいです。

 2点目は、留学前に定めた目標の達成度のふり返りです。私は、英語力を高めることの他に、異文化理解の促進、自分自身の性格を変えるという目標を留学前に立てました。異文化理解の促進のため、前半期には、バレーボールチームに参加して、現地の学生とコミュニケーションを取りました。前半期は英語力に問題を抱えていた私ですが、スポーツを通してコミュニケーションを取ることができたように感じています。

後半期もバレーボールチームに参加させて頂こうと思っています。また性格面でも、少し変化が生じたように感じます。以前と比べ、自分の意見、考えを声にだして言うことができるようになりました。前半期は行くことができなかったのですが、後半期には、現地の小中学校に訪問して、どういった教育が行われているのかを観察しに行くことができればと考えています。

私が感じたアメリカと日本の教育の違いは、アメリカの方の方が、自分自身の意見を持ち声に出して表現できるということです。私は、アメリカにきて授業中、又は友達との日常会話の中でも、意見を求められることがよくあります。しかし、私は、その議題に対して疑問を持ったことがないし、そもそも議題に対して意見を抱いたことがないので、答えることに苦労します。

私は、日本の学校教育で、高校時代までは比較的よい成績を修めてきましたが、それは、教師に教えられたこと、教科書に載っていることをそのまま覚えたからです。自分の意見を述べた、自分の考えを深く追い求めてみたことはほとんどなかったように思います。しかし、考え自分の意見を述べること、それはとても楽しく大切なことであり、その人の個性を引き出してくれるものであると思います。

アメリカの教育と日本の教育の違い、その違いから教師となった際に何を活用、応用することができるのか、について考察を図ることを後半期の私の課題としたいと思います。

 とても、一瞬で濃密な4ヶ月でした。後半期もより多くのことを吸収できるように努力します。短いですが、これで半期報告のほうを終わらせていただきます。いつもサポートありがとうございます。

現地での様子

   
 

帰国報告

留学をしようと思ったきっかけは何ですか。また派遣国(協定大学)を選んだ理由は何ですか。

 英語教育を専攻しており、10年以上学習を続けてきた自分自身の英語力がどれくらいのものか確かめ、成長させたかったため。そして、自分の卒業後の将来について考える時間が欲しかったため。

留学までのプロセスを教えてください。(準備を始めた時期や準備した事など)

 もともと、英語教育専修ということもあり、英語の学習は留学を決心する前から継続していました。しかし、留学に必要な資料やビザ取得の手続き、保険、フライトチケットなど、留学のために多くの準備が必要で、大変でした。学生支援課の留学生担当をしている方々や両親を含め、多くの人に助けていただきました。

滞在方法を教えてください。

 大学に留学生が暮す寮があり、そこに滞在しました。大学が長期休みに入ると、友達の家に泊まらせてもらったり、旅行に出かけたりしました。

現地での授業時間割を教えてください。

 基本的に、月・水・金と火・木で同じ時間割です。一学期に12単位が基本で、1授業3単位の授業を4つ取りました。

<前期>

Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday
9:00 11:20 月曜日と同じ 火曜日と同じ 月曜日と同じ
College Writing
Skills
Introduction to
Literature
11:20-12:30 14:20-15:30
LGBTQ Studies Introduction to
Communication

<後期>

Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday
9:00-10:00 10:20-11:40 月曜日と同じ 火曜日と同じ 月曜日と同じ
American History Philosophy of
Religion
12:10-13:20
Composition
14:20-15:30
Early childhood
Education

ある一日のタイムテーブルを教えてください。

Time Do
8:00 起床
9:00~10:00 授業(College Writing Skills)
10:00~11:20 授業準備・課題
11:20~12:30 授業(Introduction to Literature)
12:30~13:30 昼食
13:30~15:30 課題
16:00~17:30 ダンスやジムでの運動
17:30~19:00 友人と夕食
19:30~21:00 学校のイベント参加
21:00~22:30 シャワー
~25:00 課題や友人とおしゃべり

留学を終えて自分自身で変化したことを教えてください。

 英語以外にも、様々なことに興味を示すようになりました。例えば、経済や国家間の関係や歴史などです。また、より母国愛が深くなったように感じます。

帰国後の展望を教えてください。

 留学を経験し、獲得した英語力をさらに伸ばすことができるように、英語学習を継続していきます。

・帰国報告(自由レポート)

◎自由レポート タイトル:わたしだけの留学

 予期せぬ世界的なコロナウイルス感染拡大より、予定よりも2ヵ月程早い帰国となり残念ではありますが、今回の留学は私にとってかけがえのないものであるのは間違いなく、留学の機会をくださった多くの方に感謝しています。 元々、留学を決断したのは、自身の英語力向上のためでしたが、結果としては、語学力の向上に加え、異文化体験をはじめ、教育分野以外に対する関心など、多くの吸収があったように感じています。 しかし、語学力という壁はとても高く、10年以上英語を学習していたのにも関わらず、留学初期の頃はコミュニケーションを取ることさえ、苦労をしました。 他の国から同じように留学に来ている留学生たちは、英語を使い、スムーズに生活しているのに私はなぜできないのだろうと落ち込むこともありました。 そんな時、助けてくれたのは、韓国から留学に来ていた留学生です。同じアジア圏からの留学生ということで私の葛藤を理解してくれ、私をサポートしてくれました。 これをきっかけに、些細な日常会話から国家間の問題という深いテーマまで様々なことについて話ました。 彼女との交流のおかげで、歴史的背景・経済問題に関して言えば、解決困難な問題が多くあるが、国は違っても共感しあえる部分は沢山あり、同じ人間同士である以上国籍に関係なく仲良くできるんだと改めて思わせてくれました。 また、スポーツも私を多くの人と繋げてくれました。私が英語を上手く話せなかった時、スポーツを通して、友達とコミュニケーションを取ることができました。 今まで、水泳やバレーボールなど、スポーツ選手として現役の時はこれといった活躍はありませんでしたが、思いもよらぬところで、今までやってきたスポーツが成果を発揮してくれ、部活動をやっていてよかったと思えたタイミングでした。
 長期休暇中は、ニューヨークやワシントンD.C、そしてロサンゼルスに旅行へ行きました。テレビや映画でよく目にするキラキラした世界的な街という憧れがあり、留学中にしたいことの一つでした。 華やかさに驚かされつつも、興奮したのを覚えています。 しかし、その華やかな街の少し離れたところには、ホームレスの方がたくさんいたり、治安がよくなかったりと、アメリカ社会の貧富の差を肌で感じた瞬間でした。 このことが、政治や経済に関心を持つきっかけとなりました。
 語学力の向上を目指すなら、オンライン上で日本にいてもできると言われることもありますが、留学し、現地に長期滞在することで得られるものは、語学力だけではありませんでした。 今までやってきた部活動、今まで大学で専門としてきたこと、現地の友人との出会いなどにより、同じタイミング、同じ場所に留学した人でも、それぞれ違った留学になると思います。 今回の留学はわたしらしい留学になったのではないかと思います。 留学には多くの費用と準備が必要で簡単なことではありませんが、機会があれば、もう一度挑戦したいです。

留学にかかった費用

留学先:ロックヘイブン大学

留学期間:2019年8月~2020年3月

留学期間中にかかった費用総額

費用総額 約 200万円

月平均の項目別支出額

支出項目 金額(1ドル=約110円) 内訳
授業料等 約 54000円
宿舎費 約 75000円
食費 約 37000円
交通費 約 3000円
学用品/図書 約 5000円
衣服費 約 10000円
通信費 約 3000円
教養費 約 5000円
雑費 約 15000円
医療費 約 10000円
旅行等 約 70000円

特記事項

長期休暇の際は、大学の食堂が営業していないため、自分で食料を確保する必要があり、出費が増えます。
又、冬季は、とても寒く、降雪のため、コートや雪滑り止めのブーツを購入したりしました。

帰国報告会 資料

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カテゴリ   :   ロックヘイブン大学 , 海外の協定大学 , 留学体験記
最終更新 : 2022-03-18 14:51