手作り絵本の楽しさ(梶田 幸恵 著) -奈良教育大学 出版会-
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37(二)つぎに、一旦二つ折りを元に戻して、そのまま向きを反対にします。(三)(一)と同じ要領で、また二つ折りします。(四)もう一度二つ折りを元に戻して、真ん中に「本紙」の厚みだけの折り幅ができているのを確かめましょう。八.二つ折りした表紙の間に、本紙を挟んで糊づけします。(一)糊は、表紙の内側の、上下左右の辺に、幅二センチ程度つけます。(二)画用紙と色画用紙が同じ大きさなので、本紙が表紙からはみ出します。そのままにして、見返しの色を楽しんでください。(三)ページを開くのは、糊が乾いてからにしましょう。九.表紙の表に「表題」と「作者の名前」を、表紙の裏に今日の日付を書きます。 本で最初に目にするのは表紙ですから、目を引くように表題とデザインを工夫してみましょう。これで、ソフトカバーの手作り絵本が完成します。 この方法は、短時間で作れる、絵が四枚(八ページ)と柔らかい表紙という一番単純な絵本作りです。基本をしっかりと組み込んでいるので幼児の制作に適しているだけでなく、手作り絵本を作るのがはじめての大人にも適しています。なお幼児の場合は、保護者も一緒になって作りましょう。

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