手作り絵本の楽しさ(梶田 幸恵 著) -奈良教育大学 出版会-
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78があります。大切なのは失敗しないことではなく、失敗の反省をきちんと生かすことです。 だから考え込んで尻込みしないで挑戦しましょう。それは「やってみないとわからない」という無責任な意味ではなくて、体験をベースにしたものでないと実際に役立つものにはならない、ということです。 絵本の種は、あなたの身の回りにいっぱいあります。まず、童心にかえって「ぐちゃぐちゃ線の絵本」を一冊作ると、いままで気づかなかった絵本の種があなたの目に飛び込んできます。子どもの何気ないつぶやきからも絵本を作ることができます。材料も身近にあるものを使って失敗をおそれず作ってください。手作り絵本の楽しさを体験してください。  絵本作りに興味関心がわいてきたら、気軽に奈良教育大学の「えほんのひろば」へ足を運んでください。カウンターの人に声をかけ簡単な入館手続きをすれば、自由に学生の手作り絵本と市販の絵本を手にとることができます。図書館の開館日時はホームページを見るか、電話で問い合わせてください。 

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