身体教育という考え方 -スポーツ文化からのアプローチ-(井上 邦子 著) -奈良教育大学 出版会-
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井上 邦子 (Inoue Kuniko) 2003年 日本体育大学 大学院 体育科学研究科スポーツ 文化・社会科学系博士後期課程修了 (体育科学博士)。 1995年 椙山女学園大学 人間関係学部 助手。 2011年 奈良教育大学 特任准教授。 2013年 同准教授。 【研究テーマ】 スポーツ文化における身体論的研究。具体的には、モンゴル国の伝統的なスポーツ が、社会の変化によってどのように変容するかについて研究を行っています。特にモンゴル国は現在、グローバリゼーションに強く影響を受けていますが、そうした社会の価値観の変化が身体に関する考え方(身体観)にどのような影響を及ぼすかについて考察しています。 【著者の自己紹介】 -今の研究テーマを選択したきっかけ 大学院修士課程の学生のころ、一ノ瀬恵という方が書いた岩波新書の『モンゴルに 暮らす』という本を、書店でふと手に取り、読んでみたことがきっかけです。 -休日の過ごし方 最近、家族で弓道を習い始めました。弓道は的を射る武道ですが、しかし先生曰く 「的に中てることは、それほど重要なことではないということが次第に分かってきます」との言葉に、弓道の奥深さを感じています。 -これから行ってみたい場所 古代のオリンピア祭典競技を行っていた、ギリシャ・オリンピアの考古遺跡にぜひ 行きたいと思っています。 -高校生の時に読んだ本 森鴎外の『舞姫』を読んだとき、涙が止まらず読み進められなかったことを印象深 く覚えています。今から思えば、10代の多感な感情を刺激されたのだろうなと思います。

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