子ども・若者の自立と支援-「子ども・若者支援」という課題の登場-(生田 周二 著) -奈良教育大学 出版会-
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生田 周二 (Shuji Ikuta) 1986年 京都大学大学院 教育学研究科 博士後期課程 学修認定退学(教育学修士) 1989年 鳥取大学 教育学部 講師 1992年 同大学 助教授 1999年 奈良教育大学 准教授 2002年 同大学 教授 【研究テーマ】 専門は、人権教育・社会教育です。子ども・若者の教育・文化・福祉に関する権利保障 という観点から調査、研究を行い、「子ども・若者支援専門職養成研究所」の代表をし ています。主な著書は、以下の通りです。 ・生田周二・大串隆吉・吉岡真佐樹(2011)『青少年育成・援助と教育─ドイツ社会教育 の歴史, 活動, 専門性に学ぶ─』有信堂 ・生田周二(2007)『人権と教育─人権教育の国際的動向と日本的性格─』部落問題研 究所 【著者の自己紹介】 -今の研究分野を選択したきっかけ 社会教育という分野への関心は、稲葉峯雄(1973)『草の根に生きる』(岩波新書)という本を読んで、学校とは異なる分野に興味を持ちました。青年期への興味は、マーガレット・ミード(1980)『サモアの思春期』(蒼樹書房)で、青年期がほとんどない社会の存在が興味深かったです。人権とその教育への関心は、エーリヒ・フロム(1965)『自由からの逃走』(東京創元社)でした。そこからドイツのナチス期や戦後の教育にも興味がわきました。

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