江戸時代の古文書の魅力-暮らしを探る-(山形 隆司 著) -奈良教育大学 出版会-
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山形隆司(Yamagata Takashi)1995年大阪大学文学部卒業1999年関西大学大学院文学研究科博士前期課程修了(公財)元興寺文化財研究所、芦屋市立美術博物館、日本福祉大学知多半島総合研究所を経て、2017年奈良教育大学特任講師。【研究テーマ】江戸時代の庶民信仰に関心があり、研究を進めています。世界遺産になった富士山も江戸時代には信仰の対象となっており、たくさんの人が登っています。当時の記録を読むと、今以上に苦労して頂上まで登っていたことが分かります。大和国(現奈良県)からも多くの人が富士山山頂を目指したことが、登山口の集落に残されている「道者帳」(休泊者名簿)から分かります。【尊敬する人物】田中正造(1841-1913)。小学生の時の文集に、「40歳くらいになったら田中正造のように世のために尽くしたいと思います」と書きましたが、未だ果たせていません。【高校生のときに読んだ本】駒井信二・寺尾善雄編『中国故事物語(全3冊)』(河出文庫、1983年)。高校時代に購入して未だ手元にある文庫本。「余桃の罪」などは人情の機微をよく表現したものだと感心します。著者山形やまがた 隆司たかし 2018年3月31日 第1版 奈良教育大学出版会 〒630-8528 奈良市高畑町 TEL: 0742 (27) 9135FAX: 0742 (27) 9147 E-mail: g-kenkyu@nara-edu.ac.jp URL: http://www.nara-edu.ac.jp/PRESS/ 江戸時代の古文書の魅力-暮らしを探る-

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