「大いなるメリットのための“小さな”犠牲問題」とは?-社会学的研究の一視点-(渡邉 伸一 著) -奈良教育大学 出版会-
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10 は、存在するかもしれないデメリット(犠牲)に目が向かない。それでは、社会の現実を知ったことにならないでしょう。またそうした社会の仕組みや、つながりを改善しようという気持ちにもならないでしょう。こういうことを学ばずして学校の先生になってもらっては困るのです。その意味でも、社会学者は、教育学部に不可欠な存在だと私は思っています。<さらに詳しく学びたい人のために>・舩橋晴俊・古川彰編著(1999)『環境社会学入門』文化書房博文社・鳥越皓之・帯谷博明編著(2009)『よくわかる環境社会学』ミネルヴァ書房・奈良の鹿愛護会監修(2010)『奈良の鹿-「鹿の国」の初めての本』京阪奈教育情報出版・藤川賢・渡辺伸一・堀畑まなみ著(2017)『公害・環境問題の放置構造と解決過程』東信堂

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