仮名書道はジグソーパズル-仮名文字を使った表現方法-(北山 聡佳 著) -奈良教育大学 出版会-
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北山聡佳(Kitayama Satoka) 2010年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了(人間・環境学修士)2014年同博士後期課程単位取得退学2011年~2012年中国美術学院書道専攻に中国政府奨学金留学生として留学、書道教室主宰、中学・高校教師を経て、2018年奈良教育大学特任准教授【研究テーマ】仮名書道の作品をつくるために、どんな古筆を参考にすれば、どんなおもしろい表現ができるのかを研究しています。また、書写教育におけるひらがなの教育や、高校書道における仮名の教育についても研究しています。現代の人と「仮名」の関係について考え、「仮名」のおもしろさを多くの人に伝えたいと思っています。【趣味】つくること。手芸や図画工作、園芸など、細かいことを考えてやってみることが好きです。【好きな古筆】『香紙切』。今回紹介した『関戸本古今集』も好きですが、この古筆は筆画がグルグル回っているところがおもしろいと思います。【好きな色】みどり。書道の紙は色も柄もたくさんあります。『関戸本古今集』はとてもカラフルで、見ているだけで楽しく感じます。いつかきれいな緑色の紙に納得のいく作品を書きたいと思っています。今はまだ、きれいな紙に書こうとすると必要以上に緊張してしまいます。【奈良教育大学のいいところ】毎日鹿に会えて、動物園に行かなくても癒されます。

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