次世代型教員養成の在り方について-高校生を対象とする奈良県次世代教員養成塾の取組-(竹村 謙司 著) -奈良教育大学 出版会-
12/13

竹村謙司(Takemura Kenji) 1990年京都大学理学部(数学専攻)卒業 1990年奈良県立高等学校教諭 2007年奈良県教育委員会事務局 指導主事 2018年奈良県立教育研究所 指導主事 2020年奈良教育大学 准教授 【研究テーマ】教員養成・教員研修の高度化の実現に向けた具体的内容や実施方法の構築、教員養成講座におけるプログラム運営やプログラム内容、受講生の資質・能力の向上を促す方策について研究しています。また、算数・数学の教科指導における、児童・生徒の思考力を高め、その特性を引き出す実践的な指導方法の開発について研究しています。【教育について】大学での学びを通して、教員としての基礎的な資質能力を確実に育成したいと考えています。教職実践演習を中心に、学校現場での実践に資する教育内容である、教科教育やグローバル化、特別支援教育、ICT活用等に関する資質能力を学生の皆さんに身に付けてもらえるよう、一緒に学び支援したいと思います。さらに、教員は養成の期間よりもその後の教職生活の方が長いことから、養成段階で獲得した資質能力の保持・向上を図るため、教職生活全体を通じて学び続ける教員を目指してもらいたいです。そのための多様なキャリアプランの在り方を、学生の皆さんに示していきたいと考えています。【好きな言葉】-きみ自身を未来に賭けろ-人間というものは、もうダメとあきらめるのが不安への防衛で、いつまでもあきらめないと不安が残る。だから、不安というのは、あきらめてない証しでもある。過去ではなくて、いつでも未来の可能性をあきらめないことは、未来というものの不安が人間に反響することでもある。だから、不安のままで、未来に賭けよう。(森毅「居なおり数学のすすめ」より)【奈良教育大学を目指す皆さんへ】この学びの場で、たくさんの「ヘウレーカ!」を積み重ねていきましょう。(「ヘウレーカ」とは“わかった”“発見した”という意味で、ギリシャ語に由来する感嘆詞です。)

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る