さらに、各講座終了時に、講座テーマの理解や講座テーマに関する自己の課題、その課題の改善等を記述する「振り返りシート」（図４）を記入してもらい、その記述内容について定性的な分析を行いました。第２期受講生についても、前期プログラム開始前の時期である令和元年９月に質問紙調査を行い、第１期受講生と同様の流れで調査を行いました。 図４ 振り返りシート ４．結果と考察 (1)質問紙調査の分析 質問紙調査の各項目に対して、調査前後における同一測定尺度の平均値の差が統計的に有意かどうかを確かめるために、ｔ検定を行うとともに、５つの尺度に関する質問項目のまとまりについての信頼性を検討するため、α係数を算出しました。 第１期受講生の第１回質問紙調査（９月）と第２回質問紙調査（２月）を比較した結果、α係数については、「教職開発力」を除く４つの測定尺度に関する質問項目のまとまりにおける信頼性が見られました。ｔ検定については、
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