ならやま 2014年春号

ならやま 2014年春号 page 14/24

電子ブックを開く

このページは ならやま 2014年春号 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
ラボ・レター─学生による研究室紹介─学校教育教員養成課程伝統文化教育専攻書道教育専修(改組前:総合教育課程文化財・書道芸術コース書道芸術専修)書道ふくみつさこん福光佐今研究室教育学部総合教育課程文化財....

ラボ・レター─学生による研究室紹介─学校教育教員養成課程伝統文化教育専攻書道教育専修(改組前:総合教育課程文化財・書道芸術コース書道芸術専修)書道ふくみつさこん福光佐今研究室教育学部総合教育課程文化財・書道芸術コース4回生もりかわゆきえ森川幸恵さん奈良県立畝傍高等学校出身左から森川さん、山本さん、泉さんF rom福光研究室紹介書道には、漢字や仮名、篆刻などさまざまな分野があります。福光研究室では漢字の研究を行っています。活動としては、主に週に一度集まり、福光教授に作品の批評をしていただくというものです。作品は公募展や教育大展、卒業書作展に向けたもので、半期以上に渡って同じ作品を書き続けることが多いです。自分の作品の批評を受けるだけではなく、同じ研究室の仲間の作品も見ることができるので、非常に勉強になります。また、教員採用試験の実技対策も行っています。試験本番でどんな課題が出されても対応できるように、基礎から徹底的に学んでいきます。福光研究室の魅力福光研究室の魅力の一つとして、作品制作における構成美を学ぶことができます。自分の書いた作品をもとに、作品全体のバランスや文字の形などについて、構成の仕方を丁寧に教えていただくことができ、みんなでより良い作品を目指して頑張っています。また、それぞれの行や空間に合った文字の配置や書き方を、自分の作品だけでなく他の人の批評を聞くことでも参考にすることができます。作品の雰囲気は人それぞれです。同じ古典をベースにしていても書いた人の特徴が出るので、見ていてとても面白く、制作意欲の向上にもつながります。そのそれぞれの個性を生かし、時には先生自らが筆を持ってまとめ方や技法を伝えながら、一人一人に合った指導をしていただけるのも福光研究室の魅力です。やまもとしおり山本詩織さん三重県立津西高等学校出身いずみなおこ泉奈生子さん香川県立高松北高等学校出身作品を批評してもらう卒業書作展に向けて私達は、1回生の頃から展覧会などで作品制作を行います。そのなかで卒業書作展に向けて自分に合った書風を見つけていきます。気迫のある字が書きたい、書体の特徴を生かした作品にしたいなど、作品に対する思いが強い個性溢れる作品になります。批評会までの間は、自分が納得するまで作品を何度も書き込みます。講義や部活動にも励みながら作品制作を行うのですが、思うように筆が進まなかったり、前回の作品より良い物が書けなかったりなど、調子が出ない時もあります。そのような時でも、仲間と作品の批評をし合ったり、お互いに励ましあったりしながら泊まり込みで作品錬成を行い、自分が表現したい作品が書けるように常に全力で取り組んでいます。作品制作の様子13_SPRING 2014ならやま