ならやま 2014年春号

ならやま 2014年春号 page 23/24

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附属学校園ニュース[附属学校園]http://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属中学校10月26日ESD・ICT公開研究会を実施附属中学校では、「ESDの理念にもとづく学校づくり」のテーマで研究を行い、平成23年度か....

附属学校園ニュース[附属学校園]http://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属中学校10月26日ESD・ICT公開研究会を実施附属中学校では、「ESDの理念にもとづく学校づくり」のテーマで研究を行い、平成23年度からは、「『未来を創る子ども』を育むESD」をテーマに取り組み、これまで全教科領域にわたってESDを実践し、その成果を報告してきました。今年度の公開研究会は、土曜日に開催し、午前中は公開授業と、2、3年の生徒たちによる総合的学習の時間や公州大学校附設中学校との交流についての発表を行いました。また、午後には、ICT講演会と全体講演会を行いました。公開授業ではICT教育の取り組みとしてタブレットPCや電子黒板を利用した教科もあり、奈良市をはじめ県内外から約230名が参加、学生も、大学の「学ぶ喜びプロジェクト」との連携で100名以上が参加しました。附属幼稚園11月22日白毫寺へたんけんに行こう(きぐみくらぶ)年長児(きぐみ)は、普段できないようなさまざまな体験をすることで、視野を広げ、さらに好奇心を高めていくことができるようにと、毎週金曜日の午後に「きぐみくらぶ」という時間を設けています。この日は、近くの白毫寺まで、往復の道順が書かれた地図を持って「たんけん」に出かけました。グループ毎に違う道を通って白毫寺まで行きます。途中、細い暗い道を通ったり、クイズ(「ここから見える山の名前は?」「神社の狛犬は何匹?」など)の答えを考えたりしながら、初めての知らない道にドキドキワクワクする楽しい「たんけん」です。ゴールの白毫寺の階段を上り、山門から見える奈良の街の景色を見て思わず「きれい!」と声をあげる子どもたちでした。附属小学校12月6日感動を呼んだ付小音楽会全校児童による「付小音楽会」を本校の体育館で開催しました。この音楽会では、歌唱を中心とした子どもたちの取り組みの姿と、本校がこれまでも力を入れてきた全校合唱の成果を、保護者に披露しました。観覧した保護者からは、どの学年も、特別支援学級も、生き生きと歌っているとの声をいただきました。また、全校合唱で披露した『ぞうれっしゃがやってきた』は、事前に、絵本の著者である小出隆司さん(名古屋市在住)から話を聞いたことで、当日の歌声はより感情のこもった素晴らしい仕上がりとなり、保護者の感動を呼ぶものとなりました。奈良に息づく仲間たち[自然環境教育センター]http://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/自然環境教育センター長とりい教授鳥居はるみ春己▲松は浅根性で、踏み固めに弱いので、心配!!▲保水力がなくなり土が流れる。その土の行き先は?奈教版レッドリストレッドリストとは地域における野生動植物の棲息状況を示している。レッドは絶滅を危惧するレッドである。日本には各地でたくさんの絶滅危惧種がいる。奈教ではどうだろう。本学構内には数年前まではホタルが飛び、スズムシの声が聞こえていた。両種とも既に絶滅種である。この「ならやま」でネジバナが咲かないことや、いくつかの種が危機的状況にあることを紹介してきた。ヘラオオバコもヤセウツボも激減している。残ったタンポポ類も矮小化している。今後も多くの種が絶滅するだろう。構内がきれいになるほど花は減る。集めて捨てられる落ち葉の下はこどもの好きなダンゴムシの棲息地だ。落ち葉と共に窒素も消失し、地力は落ちる。ESDとは相容れない行為だろう。花が咲かず、一部の授業も中止せざるを得ない。子どもの虫捕り、園児の花摘み場になる構内は奈教の財産なのに!!鳥居センター長による連載は、今回が最終回です。SPRING 2014ならやま_22