ブックタイトルならやま2014秋号

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概要

ならやま2014秋号

時小中連携のものづくり教材を検討していましたので、学会や講演会で報告しました(図6)。それ以降、本教材が日本各地のイベント会場などでものづくり体験に採用されるようになりました。(3)クロスパズルドイツ人の講演を聴講した折に提示されたパズルです。科学知識を導入して解決するものであり、その方法に意外性があり、学生や一般の人に人気のある教材です(図7)。(図7)クロスパズル最近興味を持っていること(図8)中国の技術教科書(8領域、9分冊)各分冊を集合することで1つのデザインとなる。科学技術の発展で、私たちの生活が大きく変化しました。先日新エネルギー・産業技術総合開発機構が、ロボット技術で生活や社会、経済を発展させるために、「NEDOロボット白書2014」を世界で初めて公表しました。白書ではロボット教育の必要性およびこれからのあり方が述べられ、学校教育におけるロボット教育の意義を現在検討しています。中国では最近学校教育に「技術」の科目が導入され技術教育が実施され始めました。使用されている教科書を図8に示します。ロボット教育も「簡易机器人制作」(左上)として位置付いています。一方日本では、技術教育は中学校でしか実施されておらず、授業時間数も著しく少ない状態です。進歩の激しい科学技術に対応できる未来人を育成するために、技術教育の充実を図る研究をこれからも続けていきます。プロフィール技術教育講座たにぐち教授谷口よしあき義昭九州大学大学院を修了し、鳥取県庁に採用される。平成3年に本学に異動し、現在に至る。奈良県庁、鳥取県庁、兵庫県庁から中小企業技術アドバイザーを依頼される(平成25年度まで)。日本木材学会、日本産業技術教育学会の各編集委員、日本工業技術教育学会理事、奈良教育大学附属中学校長などを務める。著書:国際競争力を高めるアメリカの教育-戦略技術教育からの改革-、技術科教育総論、中学生のための技術コンテスト、その他。AUTUMN 2014ならやま_12