ブックタイトルならやま2014秋号

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概要

ならやま2014秋号

「多種多様な体験が現場で活きる」大和高田市立菅原小学校特別支援学級担任ひと・あれ・これ―活躍する卒業生を紹介―現在、私は大和高田市立菅原小学校に勤務しています。3年目の今は、特別支援学級を担任しており、分掌は、特別支援コーディネーターです。コーディネーターの大きな仕事は、障がいのあるなしに拘わらず、子どもたち一人ひとりの細やかなニーズに応えられるように、校内の支援体制を関係の先生方と一緒に構築していくことです。そういった仕事を抱えつつ、忙しい日々を送りながら、子どもたちと笑顔で過ごしています。大学を卒業した後、橿原市の畝傍南小学校で講師を1年間勤めたのちに、新規採用で本校に着任しました。実は私は大学時代、いわゆるスクールサポートやディア―ティーチャープログラムへ参加しませんでした。ですので、教育実習以外ではこの講師の経験が、とても貴重なものでした。この1年で現場の厳しさや難しさ、楽しさを感じました。そんな私が大学時代にどんな活動をしていたのかというと、「ボランティア活動」です。私は、教育学部学校教育教員養成課程の社会科教育専修に入学しました。社会科教育を専門とされる、現在は別の大学で教鞭を執る田渕先生をはじめ、たくさんの先生方にご指導いただき、学び多い学生生活を送ることができました。また3回生のときに「ペットボトルキャップリサイクル活動」との出会いから、ボランティア活動を始めました。ボランティアセンター(現在のボランティア・サポート・オフィス)のスタッフとなり、「あいふたfromなら」と「なっきょん’s cafe」の2つの活動をしました。前者は、先述の「ペットボトルキャップリサイクル活動」の愛称です。キャップをリサイクルし、ワクチンにかえて発展途上国の人々に届けるという活動です。ワクチン1000人分達成カウントダウンのイベントを企画し、子どもたちが楽しめるゲームも行いました。後者は日本人学生と留学生との交流会です。交流会では楽しくおしゃべりをしたり、ときには異文化理解学習をしたりします。どちらの活動も、企画・運営を通して、さまざまな人との出会いがあり、いろいろなお話を聞く中で、幅広く物事を考える力を身につけることができました。こめだあきひろワクチン1000人分達成カウントダウンイベントでの表彰式にてなっきょん’s cafeにてAftergraduation米田明弘さん(教育学部学校教育教員養成課程言語・社会コース社会科教育専修2011(平成23)年3月卒業)ワクチン1000人分達成カウントダウンイベントにて現場に入ってからも、幅広く物事を考えていく力は必要です。授業をよりわかりやすくするためにはどうしたらいいかを考えたり、子どもたちの様子をより深く観察したりするためには、大事になります。教育現場の様子を知る経験もとても大事です。また私のように一見、現場にすぐ結びつかないような経験もとても大事です。大学時代に多種多様な経験を積んで、卒業後、即戦力で活躍できる奈教生になってください。市特別支援宿泊学習にてAUTUMN 2014ならやま_14