ブックタイトルならやま2014秋号

ページ
19/24

このページは ならやま2014秋号 の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ならやま2014秋号

嶺南大学校(韓国)[国際交流・留学]http://www.nara-edu.ac.jp/international/本学の国際交流協定校の一つである嶺南大学校(1999年2月交流協定締結)は、韓国の慶尚北道慶山市に本部を置く、韓国でも有数の規模を誇る私立大学です。学校内だけを回る循環バスがある程広いキャンパスが特徴です。春にはキャンパス全体に桜が咲き、花見も行われます。また、広い芝生がたくさんあり、くつろぎのスペースになっています。今回は本学から嶺南大学校へ留学している蓮岡くるみさんと本学に留学していたヨジュヒさんに話を聞きました。Interviewee嶺南大学校(韓国)ヨジュヒさん日本/奈良教育大学(留学期間2013.10~2014.8)奈良のFMラジオに出ました大阪城に行ったときに留学をしようと思ったきっかけは。幼いころから、海外に興味があり、海外で住むことは夢でした。そして、私の友達が留学した時、「留学生活は楽しい思い出を作れるし、世界を見る眼が広がる」と言っていたので、もっと留学に行きたいと思いました。日本、特に奈良でしたいと思ったのは、私の専門が日本語・日本文学だからです。留学する前にどのぐらい日本語を勉強していましたか。留学する前に嶺南大学校で3年間ぐらい日本語を勉強していました。その前中学校や高校の時、第二外国語として日本語を習いましたが、平仮名、片仮名と簡単な挨拶や紹介ぐらいができるレベルでした。奈良教育大学の学生としてどのように過ごしていましたか。毎月1回「なっきょん’scafe」で日本人と留学生の交流会をしました。また、大学や奈良県のイベントにも参加しました。その中で一番楽しんだのは「ゆりまつり」でゆり姫になったことです。また週末には旅行しました。今、日本で行けなかった地方は沖縄しかありません。また、日本の部活にも参加しました。本当に良い経験になりました。留学生活で一番驚いたことは何ですか。日本語を勉強し始め、一番嫌いだったのは漢字でした。日本人は漢字が上手でなんでも知っていると思いましたが、実際に日本に来てみたら、日本人も分からない漢字があって、ちょっと安心しました。レポートを書くため、日本の論文を見た時、辞書を探しても知らない単語が出てきて、日本人の友達に聞いてみたらその人も知らなかったんです。終わらない漢字の勉強で絶望したりしたんですけど、日本人も知らない漢字があると思ったら気楽に勉強ができます。留学中一番うれしかったことは何ですか。来たばかりのころ、私の誕生日に皆がサプライズパーティーをしてくれました。私の23回目の誕生日は一番素敵な誕生日だったと思います。留学体験をどのように生かしていきたいと思いますか。留学を決めたころは、日本人の友達をいっぱい作って日本語の能力をもっと伸ばしたいと思いましたが、今は少ないかもしれませんが、大切な友達になった人が何人かいます。また、これからも日本の文化について色んな経験をしたいと思っています。日本の大学生、高校生の皆さんに一言。私が出会った日本人の友達の中で、留学したいけど行けない人たちがいました。お金の問題や1年遅れて卒業することを怖がっている人が多かったです。私もその問題に同感しますが、本当に行きたい気持ちがあったらその問題は乗り越えられると思います。私は留学がしたくて、1年ぐらい大学を休学し、会社で働き、お金を稼いできました。その経験は私の卒業が遅くなっても、いい経験になったと思います。皆さんも海外で色んな事を体験してみてください。歩いて和歌山県まで行った時AUTUMN 2014ならやま_18