ブックタイトルならやま2014秋号

ページ
23/24

このページは ならやま2014秋号 の電子ブックに掲載されている23ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ならやま2014秋号

附属学校園ニュース[附属学校園]http://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属小学校縦割り小集団の呼び名が「さくらグループ」と決定新しい学年が始まると、全校の先頭集団になる6び、全校集会で発表した結果、2年生が考えた「さく年生とともに児童委員会が今年度の児童会活動のめらグループ」が全校の賛成で選ばれました。これには、あてを考えて全校に提案します。あわせて、異学年中心になる6年生を真ん中にすえて、その周りに5とのつながりを深めることを大事にした1~6年の枚の花びら(学年)が囲むという意味が込められてい縦割り小集団の呼び名を全校から募集しました。集ます。後日、さくらグループで遊ぶ会をもち、つながまったたくさんの呼び名から児童委員会が3つを選りを深めました。附属幼稚園5月13日奈良公園への親子遠足新年度が始まり、少しずつ幼稚園や新しい先生、友達に慣れてきた頃に春の親子遠足を実施しました。年少・年中児は、大好きなおうちの人と一緒に奈良公園の飛火野に出かけ自然の中で過ごす心地よさを味わう遠足です。飛火野の奥まで足を伸ばして、親子で一緒に、音楽に合わせて体を動かしたり、動物になって遊ぶゲームをしたりしながら、手をつないだり、おんぶしてもらったり、ギュッと抱きしめてもらったりする機会をつくり、親子のふれ合いの楽しさを十分感じられるようにしました。親子でお弁当を食べた後には、鹿園の方まで山あり川ありの小さな探検に行きオリエンテーリングを楽しみました。ここでの楽しい経験が、友達と過ごす楽しい園生活へとつながっていきました。附属中学校8月22日~26日韓国公州大学校附設中学校との交流事業附属中学校では、平成23年に韓国公州大学校附設中学校との間に交流協定を結び、平成24年から教員と生徒が相互に訪問する事業を行っています。公州は百済の都が置かれていた所で、斑鳩の藤ノ木古墳との関連を思わせる宋山里古墳群など史跡が多く残る都市です。今年は8月22日から26日までの日程で教員3名、生徒6名が公州を訪問しました。現地ではホームステイをしたり、附設中学校での歓迎会やクラブ体験、給食体験などをさせてもらいました。事前に韓国語や英会話、日韓関係史や韓国料理体験などの学習を行ったこともあり、訪韓した生徒たちは国境や言葉の壁を易々と乗り越えて、附設中の生徒たちと打ち解けていました。来年1月中旬には、公州の先生方と生徒を附属中学校に迎える予定です。奈良に息づく仲間たち[自然環境教育センター]http://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/自然環境教育センターつじ准教授辻のりょう辻野亮ビオトープのアゼスゲスゲという植物を知っているだろうか。シュルッとした長い葉っぱを伸ばす単子葉植物で山野や草地などさまざまな場所に生育しており、日本列島にはスゲの仲間が252種も生育している。その風貌はどの種もよく似通っているために、「スゲ」を見つけてもなんというスゲなのかを見分けるのはとても難しい。スゲの名前を知るための重要なチェックポイントは花と果実である。しかしいつでも花が咲いているわけではない。そこで次に重要な手掛かりになるのはどこに生えていたかである。植物には適した場所があり、どこでも好き勝手に生育しているわけではない。スゲの仲間は多様なだけあって、乾いた草地が好きなスゲがいれば、崖を好んで生育するスゲもあり、中には湿った場所が好きなスゲもいる。たとえばアゼスゲはその名の通り田んぼの畦のように明るい湿った環境を好むスゲである。奈良教育大学を正門から入って正面にある緑地はビオトープと呼ばれており、明るい草地と小川が維持されている。よく探すとアゼスゲが生育しているのがわかる。人に向き不向きがあるようにスゲにも適した生き様がある。たまにシカが植物を刈りこんではいるが、それにもめげずにアゼスゲは自分に適した生き様を探し出してビオトープの水辺に定着しているのだろう。▲アゼスゲはいったいどれでしょうAUTUMN 2014ならやま_22