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概要

ならやま2015春号

ラボ・レター─学生による研究室紹介─総合教育課程文化財・書道芸術コース古文化財科学専修(改組後:学校教育教員養成課程伝統文化教育専攻文化遺産教育専修)古文化財科学かねはらまさあき金原正明研究室(左)教育学部総合教育課程文化財・書道芸術コース4回生なかねふみと中根史統さん奈良市立一条高等学校出身F rom(右)教育学部総合教育課程文化財・書道芸術コース4回生にん任金原研究室の紹介こ虎さん私たちが所属している研究室は古文化財科学専修の金原研究室です。金原先生の専門は環境考古学ですが、研究室に所属している学生の研究課題は古環境関係(花粉分析・珪藻分析・動物依存体・種実同定・樹種同定等)から始め、保存科学、博物館教育や近年、話題になっている三次元計測も文化財科学に取り入れています。文化財科学関係を勉強するなら、様々な分野の研究に挑戦するチャンスを与えてくれる研究室であります。また、どんな分野の研究に挑戦しても、学生ごとに指導してくださいます。研究室及び専修の特徴文化財科学は自然科学諸分野の成果を基礎として、文化財・考古学・伝統文化の分野を科学的に学びます。学習では理論だけではなく、体験・実習を通して五感で感じながら身につけることが大切です。そのため、文化財の宝庫である奈良の地で、年2回以上のフィールドワークが行われています。それらを通して、古墳や植生などについて先生の解説の元に実感することができます。古文化財科学専修のイベントについて紹介します。年4回程度の懇親会や夏のBBQ、冬の鍋パーティーなどを通して同回生とだけではなく、他の回生とも共同作業を行うことによって親睦を深められるのがこの研究室及び専修の特徴です。今後、古文化財科学専修は文化遺産教育専修へと引き継がれます。卒論ポスター発表金原先生の研究以外での一面今年度は本学で金原先生が責任者となり文化財科学会を開催しました。金原先生は自ら率先してイベントをリードしてくださいます。皆との準備、数多くの場面で活動の中心になり、ときどきの懇親会では歌を披露するなど会場を盛り上げてくださいます。また、ティータイムでなんでも相談できることも金原先生の魅力です。先生とコーヒーを飲みながら、学業のことはもちろん、進路や生活面での悩みなども、先生に相談することができます。このように金原先生は研究のご指導以外でも学生との交流を大切にしておられます。卒業論文のテーマ『江戸時代の食生活─和歌山城下町から出土した動物遺存体の分析─』和歌山県鷺の森遺跡から出土した動物遺存体の同定を行い、当時の食生活の考察を行っています。また同時期の他遺跡との比較を行うことで、当遺跡の特徴を明らかにしようと研究を進めています。教育学部総合教育課程文化財・書道芸術コース4回生すぎのけんた杉野健太さん京都府立南陽高等学校出身13_SPRING 2015ならやま