ブックタイトルならやま2015春号

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概要

ならやま2015春号

ユネスコスクール活動とESD特集第3回夏ESD子どもキャンプ「ESDを体験的に学ぶ」をテーマに、毎年、夏休みに大学を活動の中心として、奈良市内のユネスコスクールに通う子どもたちを対象にキャンプを行います。キャンパスにテントを張って行う活動は、日本全国でも本学だけでしょう。奈良公園の自然や大学周辺の世界遺産などを活用し、学生が、地域の先生方と協働して、このキャンプを作りあげます。平成26年度は、「みち~あなたとわたしとみちとのであい~」というテーマを設定し、奈良町の文化遺産を通した学習や、地域の良さを発見する活動を行いました。平成26年度テーマ「みち」グラウンドにテント学内でキャンプファイヤー企画・参加者の声企画・参加者の声くめ英語教育専修3回生粂あやか綾香さんたけだ教職大学院3回生竹田じゅん隼や也さん学生リーダーの1人として参加しました。このキャンプでの最大の学びは、教育の受け手ではなく、発信者という立場で、考え行動することができるということです。このキャンプでは、ESDとは何か、どのようなプログラムを用意すれば、子どもたちが楽しくESDを学ぶことができるかを試行錯誤し、企画するので、私たちにとってもESDを学ぶとても良い機会です。私は今回のキャンプに、企画者の1人として参加しました。これまで、このような大きな企画をしたことがなかったので、失敗の連続でした。しかし、その中で仲間とひとつのものを創りあげる喜びを知りました。この経験を生かして、仲間とのつながりを大切にする教師をめざしたいと考えています。秋平成26年はDESDの最終年でした。岡山市では世界の教員・高校生によるサミットや、ユネスコスクール世界大会がありました。また、愛知県・名古屋市では世界の閣僚が集まり、これからのESDについて会合が設けられました。本学では、ユネスコスクール全国大会や、そのサイドイベントに参加したり、奈良ESDコンソーシアムによる教材開発研修などを行いました。■ユネスコスクール全国大会日本全国には800校以上のユネスコスクールがあります。この大会では、その800校の中でも先進的な取り組みをしている学校が発表を行いました。また、DESDの最終年ということもあり、世界中から注目を浴びた大会でもありました。本学からはESD子どもキャンプについて、学生が発表しました。参加者の声よねざわ社会科教育専修2回生米澤みずき瑞綺さん岡山駅の中にもESDの掲示があったことや、日本国内だけではなく様々な国から参加者が集まっていたことから、この大会の重要性を感じました。自分よりも歳上の方ばかりが参加しているのかと思っていましたが、開会式では地元の小学生が、分科会では中・高校生が参加しているのを見て、ESDが全世代に関係していることを再確認しました。■教員・学生合同研修会奈良ESDコンソーシアムの一環として、奈良・和歌山・滋賀で学生と現場の教員が一緒になって教材開発研修を行っています。平成26年度は、太地町や三井寺、白浜、十津川村、熊野本宮、金峯山寺などを訪れました。参加者の声しま教職大学院3回生島としひこ俊彦さんこの研修に参加すると、毎回学校現場で働く先生方から刺激を受けます。それは先生方が行く先々で授業に使えるネタを探しているからです。その姿を見る度に「教材開発はこうやってやるんだ」と、大学の講義だけでは学べない実践的な学びを得ることができます。SPRING 2015ならやま_4