ブックタイトルならやま2015春号

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概要

ならやま2015春号

特集ユネスコスクール活動とESD冬果■ユネスコ学生交流冬には、ユネスコスクールに認定されている大学間の交流を行いました。また、ESD公開勉強会には、海外のユネスコ国内委員の方々に参加していただきました。そして一年間のまとめとして、成発表会と子どもたちによる子どもフォーラムを開催しました。■ESD公開勉強会&海外ユネスコ国内委員への奈良案内ユネスコスクールに認定されている大学は本学だけではありません。この活動では、各大学のユネスコ活動に関わる団体間で学生が交流を行うことで、学生同士のレベルを高めています。平成26年度は、信州大学・玉川大学と交流を行いました。玉川大学での交流会参加者の声信州大学での交流会ESD勉強会では、講師に日本のE S Dのトップランナーをお招きし、「ESDにおける教員養成」、「ESDの評勉強会の様子価」について勉強会を行いました。海外から来訪したユネスコ国内委員会の方々には、本学の学生が東大寺・春日大社などをご案内しました。海外ユネスコ国内委員の方々と参加者の声きたがわ英語教育専修2回生北側みずほ瑞歩さん玉川大学ユネスコクラブとの学生交流を通して他大学の活動を知ることができました。その中でも、学生主導の勉強会は本学でも実施していきたいと思いました。スタディーツアーで訪れた鎌倉では、鎌倉と奈良の大仏の相違点を学ぶことができました。修士課程英語教育専修1回生いずみたに泉谷ただし忠至さん国内委員会の方々からの奈良の文化財や文化に関する質問に答える中で、自分の意識したことのない奈良の文化財について学習することができました。奈良の文化、日本の歴史や文化の素晴らしさを再認識しました。また、奈良の案内だけでなく、世界の方々とも交流できました。■成果発表会・子どもフォーラム毎年、2月に学びの成果を発表するために行われています。参加学生がどのような学びを得たのかを共有する発表会です。子どもフォーラムでは、いろいろな自治体から子どもを招き、自分たちの学びを発表します。ファシリテーター(進行役)として本学の学生が活躍します。平成25年度は奈良市、大阪府、福岡県、島根県から、平成26年度は奈良市、橋本市の子どもたちが発表しました。東大寺でのフィールドワーク学生の進行(本学講堂)参加した子ども達と参加者の声社会科教育専修4回生に二かい階どう堂たいき泰樹さん子どもフォーラムでは、全国の小中学生が自分たちの活動を報告し、それぞれの地域のESD活動を報告していました。私は友人とフォーラムの司会を務めました。発表前には緊張している子どもたちと東大寺を見学しました。子どもたちが交流をしていたことで、このフォーラムがより一層良いものになったと思います。本学は、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校等の教員を育てることを目的としています。2008年、2009年に、「幼稚園教育要領」「小学校学習指導要領」「中学校学習指導要領」「高等学校学習指導要領」が改訂されましたが、そこには、「ESDの観点」を読みとることができます。ESDの学びは、<体系的な思考力><コミュニケーション能力><問題解決能力><グローバルな思考力><代替案の思考力(critical thinking)><問題の本質を見抜く力><他者と協力して物事を進める力>等を育む力を持っています。それらは、アクティブ・ラーニングとも通じるものがあります。本学のユネスコスクール活動は、2014年の「我が国におけるESDの優良実践事例集(80例)」に選定され、文部科学省から「認定証」をいただきました。ESDの学びを基礎とした教員養成で、豊かな学校づくりの担い手の育成に取り組んでいきます。http://www.nara-edu.ac.jp/unesco/加藤久雄副学長(国際交流・地域連携担当)5_SPRING 2015ならやま