ブックタイトルならやま2015春号

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概要

ならやま2015春号

ユネスコスクール活動とESD特集「ESDの理念にもとづく学校づくり」から「「未来を創る子ども」を育むESD」へ◆附属中学校のESDの特徴2006年度から2014年度まで、標記の研究テーマを掲げて取り組んできた附属中学校のESDの特徴は、次の2点です。1ホールスクールアプローチESDに取り組む学校の多くが環境教育や国際理解教育に特化して展開されているなか、本校は学校の教育課程全体で取り組むESD、さらに言えば生徒会活動や部活動、教育環境などを含めた学校運営全体で取り組むESDを目指してきたことが第一の特徴です。右図はその全体像を示していますが、各学年の教科間、また総合的な学習の往還の様子はESDカレンダーにまとめています。(本校HPに掲載)。2「学校文化」の文脈で取り組むESD本校が比較的円滑にESDをスタートさせることができたのは、本校の目指す人間像を示した「教育目標」(真理を求め、平和を願い、しあわせな世の中を築く人間に-教育目標の第一)と、ESDの理念(世界の人々のいのちや尊厳、社会的・経済的公正、文化の多様性や平和を大切にする)が軌を一にするものだと認識できたからです。また2008年7月にはASPnetwork(日本ではユネスコスクールと呼称)に加盟し、本校のこれまでの実践にASPのミッションを重ね合わせて取り組みを進めました。日々の教科の授業の中で、あるいは総合的な学習の時間の中で、上掲の全体図にある各カテゴリーに関わる実践を行っています。特に各学年で実施する宿泊行事では、環境や人権・平和などの学習を、学級や学年の仲間とともに、先生とともに、答志島や沖縄の方々とともに、「対話」の手法やソーシャルスキルを活かしつつ、本校なりのESDを展開しています。附属中学校のESDの全体像生徒会リーダー研修会教育研究会での公開授業鳥羽市答志島での漁家訪問沖縄での班別現地学習SPRING 2015ならやま_6