ブックタイトルならやま2015春号
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ならやま2015春号
当日は、「シカふんでガラスを作ろう」の講義から始まりました。なぜシカのふんからガラスができるのかという疑問を学生が紐解いていきました。そして、ふんを灰にしたものを電気炉にセット。灰が溶けてガラスになるのを待つ間、奈良公園に移動して「ふん虫調査」「シカの食性調査」「シカの行動調査」を行い、フィールドワークの難しさと楽しさを体感してから再び大学に戻りました。大学では、実験室や情報館など学内探訪をしたり、天文台で太陽を観察したりして、中学校にはない教育研究環境を垣間見ました。そして、奈良公園で見たシカの生態について講義を受けました。最後に、午前中にセットした電気炉を開けて、シカふんガラスの完成。こうして、たくさんの学びをお土産にして「科学の旅」が終了しました。この政策提案では、形骸化している修学旅行の学習に一石を投じ、奈良教育大学の役割もからめて県の観光活性化に向けた取り組みを提案しました。提案のなかには、一般向けの「科学の旅・上級者コース」の構想も入っています。家庭科と理科の協働でスタートしたこのプロジェクトは、平成27年度以降は、幅広い科学を扱う「サイエンスツーリズム」(理数教育研究センター)として引き継がれていきます。平成26年10月15日(水)10:00~15:00「科学の旅」当日スケジュール学内?シカふんでガラスを作ろう(講義・電気炉にセット)奈良公園奈良公園奈良公園?ふん虫調査─シカのふんであふれない奈良公園の分解者─?シカの食性調査─シカが作る奈良公園独特の環境と景観─?シカの行動調査─シカを観察して行動を知る─学内?天文台での学習学内?キャンパスツアー学内?シカの生態の学習学内?シカふんでガラスを作ろう(完成)参加者の感想シカのふんでガラスを作れることを初めて知りました。1,200℃の温度はとても熱かったです。きれいなガラスが作れて良かったです。電気炉に入れて焼き上がるまでに5時間くらいかかることがびっくりしました。(生徒)?シカふんでガラスを作ろう(講義)ふん虫調査では、いつもは大人しい生徒が目をキラキラさせていた。新しい一面の発見となったし、やってみて、その成果を実感できた?ふん虫調査一時だったと思う。(教員)?シカの食性調査?シカの行動調査?天文台での学習(和田穣隆教授)初めて大きい天文台が見れてよかったです。太陽の黒点が見れてよかったです。(生徒)フィールドワークを終えて?奈良教育大学の中を少し見れて楽しかったです。もっと時間があったら、片っ端から全部見れたのに…と思いました。(生徒)?シカの生態の学習(鳥居春己特任教授)シカは可愛いと思うけど、奈良公園に環境変化を与えているんだなぁと思いました。(生徒)?灰をセット?電気炉にセット?シカふんでガラスを作ろう(完成)その他の感想いつも曽爾に来ていただいているのとまた違い、自分の世界を広げる大切な経験となったと思います。他にはかえられない貴重なものを頂きました。この貴重な経験はきっと生徒たちの中に大きく残るものがたくさんあったと思っております。今後、何とかその芽を伸ばしていけたらと、曽爾に戻りましても頑張っていきたいと思います。(教員)SPRING 2015ならやま_8