ブックタイトルならやま2015夏号

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概要

ならやま2015夏号

今、大学をはじめとする教育現場では、「アクティブ・ラーニング」が積極的に取り入れられています。能動的(アクティブ)な学習(ラーニング)とは何でしょうか。従来の講義スタイルの授業は、知識伝達を目的とした一方向・受動的な学習と言えます。これに対し、ディスカッションやグループワーク、プレゼンテーションなどを活用した、双方向・能動的な学習スタイルがアクティブ・ラーニングです。図書館では、アクティブ・ラーニング実践の場として、ラーニング・コモンズおよびグループ学習室を設置しています。授業はもちろんのこと、授業で出された課題への取り組みのほか、学生の主体的な学習の場として、ラーニング・コモンズは活用されています。また、ラーニング・コモンズにはプロジェクタや電子黒板、Wi-Fi環境など最先端のICT設備があり、学生スタッフによる利用サポートも行っています。同時に図書館には「知の宝庫」と呼ばれるほど膨大な資料があります。デジタルとアナログが有機的に結合し、より高い次元へと昇華する「学びの空間」がラーニング・コモンズなのです。グループ学習室?入口には何やら重々しいドアがあり、「遮音室」の文字が。その訳は、入ってみるとわかります。中にはグループ用テーブルの他にも高性能なPC、マイク、背景用スクリーンがあります。そう、ここは動画編集用の機材を備えた教材作成スタジオでもあります。他に使用できる機材には、ビデオカメラ、照明、録音機材があり、ビデオ教材を自分で作成することができます。これらの機材を使うには、ちょっとしたコツが必要ですが、慣れてしまえば意外と簡単にプロ並みの動画編集をすることができます。少人数のグループで集中したいときには、やはり閉じられた「部屋」がありがたいものです。図書館にはグループ学習室が3つあり、それぞれに特徴があります。グループ学習室?動画編集もお手のものグループ学習室?この部屋にある謎の機器「ディスカッション・テーブル」。正体は、巨大なタブレットPCです。50インチのタッチパネル式PCが埋め込まれたテーブルに図面、グラフなどを表示し、四方八方から同時に書き込みができます。さらに壁面の2台のサブディスプレイにその結果を表示することができるため、さまざまな比較を交えたプレゼンテーションを行うことが可能です。電子黒板で模擬授業この部屋には、タッチパネル式の電子黒板があります。学校現場では現在、全教室の電子黒板化が進められています。電子黒板は、板書練習をはじめ、デジタル教科書を使った模擬授業などに活用されています。また、この電子黒板はタブレットPCと連携することができ、タブレットPCを活用した最先端の双方向授業についても実際に練習することができます。ディスカッションテーブルを使ってミーティングSUMMER 2015ならやま_16