ブックタイトルならやま2015夏号

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概要

ならやま2015夏号

ICT活用推進のための取り組み特集附属学校支援奈良教育大学附属中学校におけるICTを活用した公開授業のためのタブレットPC活用を支援しています。具体的には、次のような活動です。●ICT機器を使用する授業の亊前準備(タブレットPCの設定や動做確認など)●授業中の支援(トラブル對應、児童・生徒からの貭問對應や聲挂け)●授業后の活動(機器の片づけなど)▲授業中の支援授業準備▲▲授業後の片付け大学訪問・見学支援福井県小浜市から修学旅行生16名キャンパス見学の一環として模擬授業スタイルでひとり1台のタブレットPC利用を体験:30分学生3人が担当・授業者と支援者を担いました企画・準備・実施を担当児童らが事前に奈良について学んでくることを活かしつつ、タブレットPCをどのように使うことができるかを検討しました。また機械トラブルが起きないか、時間に収まるかリハーサルし本番を迎えました。▲事前準備の様子リハーサルを通して内容や進め方を学生同士で議論しながら組み立て▲タブレットPCでクイズに解答▲回答結果をグラフですぐに共有▲本番:奈良のお水取りをおさらい私はこれまでICT活用サポーターとして、様々な勉強会、附属小学校・附属中学校や教員免許状更新講習のICT機器操作支援など、たくさんの活動をさせていただきました。その中でも特に印象に残っていることは、附属小学校・附属中学校でのICT機器操作支援です。ICT機器操作を中心とした支援ではありましたが、児童・生徒の学びを深めるためには、すぐに答えを提示させないほうがよい場合もある、ということを学びました。すぐに答えを提示してしまうと、その時は「あっ、なるほど」と納得します。しかし実際に児童・生徒の身についているのかということには疑問が残ります。しばらくICT機器を操作することにより、自分で解決方法に気付く場合も多くあり、結果的には与えられた方法よりも、自力で身につけたほうが、自分自身の力となっていることも多い、ということを身をもって学ぶことができました。これはICT機器関連だけでなく、教育現場における様々な場面にも当てはまるように思います。このように、ICT活用サポーターとしての活動を通して、教師を目指す上で身につけたいことも同時に学べたように感じています。教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻社会科教育専修しまおかともえ4回生島岡智江さん〈大阪府立清水谷高等学校出身〉SUMMER 2015ならやま_6