ブックタイトルならやま 2015秋号

ページ
12/16

このページは ならやま 2015秋号 の電子ブックに掲載されている12ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ならやま 2015秋号

ケンタッキー大学連合との交流トランプ手品の授業風景SST認定書授与式新理数プログラムに参加しSST(スーパー・サイエンス・ティーチャー)に認定された濱崎千華さん理数教育研究センターでは、新理数プログラムの一環として、「理科・数学(算数)」に強い教員であるSST(スーパー・サイエンス・ティーチャー)の養成に取り組んでいます。今回はSSTの認定を受けた濱崎千華さんにお話を伺いました。教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻数学教育専修はまざきちか濱崎千華さん愛媛県立八幡浜高等学校出身新理数とは?新理数プログラムとは、「理科・数学(算数)」に強い教員を養成するプログラムです。これを通して、小中学校で学習支援や授業を行う実地経験だけでなく、研究成果や授業展開を発表するプレゼンテーション経験、学力向上合宿のサポートや国際交流など外部との連携経験を積むことができます。どの活動も、大学の講義だけでは得ることができない貴重な学習の場です。〈私が新理数で行った主な活動〉1回生2回生・ケンタッキー大学連合との交流・ウィンタースクール2013・郡山市の小学校での学習支援・サマースクール2013・ウィンタースクール2014・GUTS(学力向上合宿)のサポート3回生・教科書研究新理数に入ったきっかけを教えてください私が新理数プログラムに入ったきっかけは、1回生の4月に行われた説明会に参加したことです。新理数の先輩方の説明を聞き、小中学生に自分たちで授業をしたり、一緒に活動したりする機会が多くあることを知り、興味を持ちました。どのような活動を行いましたか?2回生の夏休みには、曽爾中学校の生徒に「トランプ手品」を用いた授業を行いました。この授業では、トランプ手品を実演し、なぜ成功したのか、その仕組みを考えました。授業をつくる上で苦労したことは、全学年が理解できる内容を考えることです。中学1~3年生を1つの教室に集めて授業を行うので、1年生にも理解できる内容で、かつ3年生が退屈しないような展開を考えるのは難しかったです。しかし、本番までに新理数の先生方に模擬授業を見ていただいたり、アドバイスをいただいたりしたおかげで、本番は自信を持って授業をすることができました。生徒が実際に手を動かして試行錯誤しながら楽しそうに考える姿を見ることができて嬉しかったです。新理数での活動は、授業をつくるだけではなく、国際交流や学力向上合宿のサポートなど様々です。プログラムに組まれている活動以外にも積極的に参加することで自分の知識や経験をどんどん増やすことができます。今年の8月には、きっづ光科学館ふぉとんで行われた奈良教育大学特別展でスタッフとして小学生に算数・数学や理科の教具を紹介しました。子どもの自由な発想に触れることができ、私自身も楽しく学ぶことができました。今後どのように生かしていきたいですか?新理数の活動を通して学んだことは、子どもとの接し方から授業のつくり方、教科書の生かし方など多くあります。今後は大学生としてではなく教師として教壇に立つので、長い期間生徒と関わる責任を持って今まで以上に努力していきたいと思います。私自身がこれからも数学を学び続け、生徒が数学の魅力を存分に感じられるような授業をつくっていければと考えています。一緒に頑張った仲間や支えてくださった新理数の先生方、4年間本当にありがとうございました。きっづ光科学館スタッフとしての活動11_AUTUMN 2015ならやま