ブックタイトルならやま 2015秋号

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概要

ならやま 2015秋号

特集加藤新学長就任記念対談奈良県教育委員会と奈良教育大学のこれまでとこれから高大接続部会について加藤高大接続部会が今年度より動きだしましたね。高校生のキャリア教育や国の大学入試改革の動きに合わせて、さらにつながっていくことができればと考えています。県教育委員会はどのようにお考えでしょうか。吉田現在、県教育委員会では、高校生のキャリア教育の一環として、教員になりたい県立高校の生徒を対象に、2年生から3年生にかけて高校生版の教職プログラムを実施できないかと考えています。県内には平城高校、高田高校と2つの教育コースがありますが、この2校だけでなく、教員を志望する県立高校の生徒をもっと広く集めてプログラムを行い、教育大にはプログラムを受講した生徒に対して推薦入試を実施してもらうという形ができればと考えているところです。加藤既に県教育委員会の高校生版教職プログラムは動いているのですか?吉田これから計画して行こうという段階です。小学校英語について加藤小学校英語教育連携事業も進めていますよね。教職大学院の先生が小学校と中学校の英語教育の連携や、実践的な小学校英語の授業方法なども指導すると聞いています。吉田小学校の外国語活動ができる現職教員を育成する必要があったので、研修のあり方とか、指導のあり方を指導してもらうために、専門部会が設置されました。2020年には小学校英語が教科化される方向性が示されてます。さらに教員が力をつけることができるよう、英語指導パワーアップ講座を開いてもらって、教育大の先生に指導してもらっています。昨年度からの実施で、昨年度は、希望する小学校教員に対して教育大で研修をしていただきました。今年度は、教科化に向けてその地域のリーダーとなる教員を育成しようという目的で、各市町村あるいは郡単位で、地域を代表して研修してもらうという形をとっています。ICTについて吉田ICT(※情報通信技術、『ならやま2015年夏号』参照)の連携も進んでいます。加藤お役に立っていますか。吉田立っています。今後もさらに、県立教育研究所(※奈良県が設置する教育に関する研究や教員研修を行う機関)との連携を進めていただきたいですね。教育研究所というのは研究機関だから、大学に対して一番の窓口になるべきだというのが僕の考え方です。これまでは、学校教育課の指導主事を中心に、教育大の先生と、個人同士で結び付いていましたよね。最近は、教育大と教育研3_AUTUMN 2015ならやま