ブックタイトルならやま 2015秋号

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概要

ならやま 2015秋号

(図7)ロータリーエバポレーターおいて、中心的な役割を果たしています。他にも赤外分光光度計(IR)、旋光計、高速液体クロマトグラフィーなど研究に必要な設備は整っており、これらの機器を使って研究に励んでいます。(図8)核磁気共鳴装置(NMR)終わりに研究の目標は、入手容易な物質から短工程で有用物質を合成する、環境負荷の少ない合成反応の開発や枯渇性資源に頼らない原料を用いるなど、将来の持続可能な社会を考えて、研究を行っています。しかし、とにかく新しい、今までできなかった、誰もやっていなかった反応を見つけるということは、科学者として楽しいことです。特に、将来の社会を生きていく子どもたちや若い世代の教育を担っていく本学の学生さんたちに、この楽しみを味わって、伝えていって欲しいと考えています。本研究を遂行するにあたって、ご協力頂いた先生方及び学生諸氏に感謝致します。プロフィール理科教育講座やまざき教授山崎しょうこ祥子専門は、有機合成化学。大阪大学大学院理学研究科博士後期課程退学、理学博士。奈良教育大学教育学部助手、文部省在外研究員(スタンフォード大学)、奈良教育大学教育学部助教授、2001年より現職。参考文献1 S. Yamazaki, K. Fujinami, Y. Maitoko, K. Ueda, K. Kakiuchi, J. Org. Chem., 78, 8405 (2013).2 B. B. Snider, D. M. Roush, J. Org. Chem., 44, 4229 (1979).AUTUMN 2015ならやま_8