ブックタイトルならやま2016春号

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概要

ならやま2016春号

教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻保健体育専修3回生ち千ば葉あや文の乃さん私立須磨学園高等学校出身近畿地区国立大学体育大会「剣道の部(個人戦)」で第2位に入賞した千葉文乃さん近畿地区国立大学体育大会(以下、近国体)は近畿地方にある加盟11国立大学が参加する17種目の体育大会で、今年度で53回目の開催となった歴史ある大会です。今回は近国体で活躍した剣道部の千葉文乃さんにお話を伺いました。剣道を始めたきっかけは?私が剣道を始めたのは、小学2年生の時です。当時、とても仲の良かった友達が剣道を始めたので、母親があなたもやってみたらどうか、と見学に連れて行ってくれたのがきっかけでした。正直、初めの方は嫌がりながら稽古に行っていましたが、続けるうちに剣道の面白さや、何かを頑張ることの大切さに気付き、中学校でも剣道部に入部しました。中学、高校と剣道漬けの生活を送り、現在は奈良教育大の剣道部で週3日、2時間半程度の稽古に他の部員たちとともに励んでいます。稽古時間や稽古量はあまり多くはありませんが、その分考え、工夫しながら、集中して稽古に取り組むことで、今まで培ってきたものをさらに伸ばすことができたように思います。昨年度は部の主将も務めさせていただきました。チームを引っ張っていくことの難しさを感じましたが、周りの方々の支えもあり、最後までその役割を全うすることができ、とても良い経験になりました。当日の様子を教えてください近国体では、優勝を目指すために、一つ一つの試合を着実に勝ち抜こうと思って試合に臨みました。試合では適度な緊張感を感じつつ、自分の力を発揮できたと思います。手ごわい相手も多く、延長戦(時間内に試合が決まらない場合、時間無制限で先に一本とった方が勝ちになります。)に持ち込むことも何度かありました。体力的にしんどい場面もありましたが、集中力を切らさないようにして、相手の隙を見逃さないように打ち込んでいきました。決勝戦では相手の勢いに押し負け、面を決められて敗れてしまいました。とても悔しかったです。準優勝できて嬉しい気持ちもありましたが、最後に負けてしまったということは、まだまだ自分に足りないところがあるということで、この悔しさをばねに、再び、日々の稽古を頑張っていこうという気持ちになりました。どんな先生になりたいですか?私は小学校の教員を目指しているので将来、剣道部の顧問を持つ機会はないかもしれませんが、仕事の傍ら、地元の道場で、小、中学生の子どもたちに剣道の指導ができたら良いなと考えています。自分自身の稽古にも励み、大学卒業後もさらに上を目指していきたいと思います。また、教育現場で剣道そのものを教える機会はなくとも、剣道を続けてきた中で学んできた、剣道の礼節を尊ぶ姿勢や相手を思いやる精神、自分に打ち勝つ心などを子どもたちに伝えていきたいです。近国体後の剣道部集合写真19_SPRING 2016ならやま