ブックタイトルならやま2016春号

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概要

ならやま2016春号

W羅盤NS針E奈良教育大学の取り組み大学生が届ける「つくりだす喜び」~曽爾村立曽爾小学校でのわくわくアートプロジェクト~「わくわくアートプロジェクト」とは?奈良教育大学フレンドシップ事業の一環として、美術教育専修の学生が中心となってわくわくアートプロジェクトに取り組んでいます。この度は奈良教育大学と奈良県曽爾村との包括連携協定に基づき、奈良県曽爾村立曽爾小学校において「きらきら光るみんなの樹をつくろう」という実践を行いました。アートプロジェクトは大学生・曽爾小学校児童の皆さん双方に目的があります。1つ目は教師を目指す大学生が実践的指導力向上のため、曽爾小学校の特色を生かした題材を研究・開発・実践することです。2つ目は曽爾小学校の皆さんに普段の授業では体験できない造形ワークショップの場や、関わることの少ない大学生という年齢層との交流によるアート体験の機会を提供する目的です。以下、具体的な実践内容を紹介します。(左から)4回生好井千秋さん、4回生北野有紀さん、4回生石橋瞳さん1.「きらきら光るみんなの樹をつくろう」の流れ(平成27年10月24日)導入児童の活動1活動内容を把握する。2「葉っぱのステンドグラス」の参考作品を見る。指導者からの教授行為、留意点等カーテンの中に木の幹を隠しておいて…じゃーん!「今日は曽爾小学校の全員でこの大きな1つの作品を作ります!」「どんな葉っぱを作りましょうか?“○○な葉っぱ”に当てはめて考えてみましょう!」展開まとめ3作り方を知る。4制作する。5ラミネート加工で仕上げる。6貼りたい位置に葉っぱを貼る。7作品をみんなで鑑賞する。・多様な参考作品を用意しておく。・葉っぱ以外の形を作りたい児童のために、未加工の黒の画用紙を用意しておく。・自然に相互鑑賞が生まれるよう、班で円形になって座る。・班内で言語活動が活発になるよう、学生スタッフがしっかりと声掛けをしたり賞賛したりする。・電気を消して落ち着いてから見るようにする。・互いの作品を認め合い、達成感を味わえるようにする。・景色と一体化したステンドグラスと床面にうつる光の美しさに気づくようにする。7_SPRING 2016ならやま