ブックタイトルならやま2016夏号

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概要

ならやま2016夏号

大学院教育学研究科教科教育専攻音楽教育専修2回生とも友だ田ま麻い衣こ子さん兵庫県立加古川東高等学校出身加古川市新人演奏会での演奏大学院同回生のメンバー第18回長江杯国際音楽コンクールで第2位に入賞し学長表彰も受けた友田麻衣子さん第18回長江杯国際音楽コンクールの披露演奏会での集合写真第18回長江杯国際音楽コンクールは、全国から応募した378組が、ピアノ、声楽、弦楽器、アンサンブル等の部門ごとに予選審査を受けて、予選を通過した239組で本選が行われました。今回はピアノ部門で予選に通過し本選で第2位に入賞、その功績で学長表彰も受けた、友田麻衣子さんにお話を伺いました。ピアノを始めたきっかけは?4歳の時、母の勧めで、ヤマハ音楽教室の幼児科に入会したのがきっかけです。2年後、グループレッスンと個人レッスンの両方あるコースに進んで、ピアノやアンサンブル、聴音、バリエーション、作曲などを習いました。小学生の私には難しかったですが、おかげで音楽が得意になりました。中学以降はピアノの個人レッスンだけを続けました。大学では、またピアノを頑張りたいと思い、奈良教育大学音楽教育専修に入学しました。1回生の頃は授業数が多く、私は通学に時間がかかるので、練習時間がなかなか取れなかったのですが、その分、限られた時間の中で何をするべきかを考えながら、毎日取り組むようにしていました。また、音楽教育専修では、ピアノの試験や学内の演奏会など、人前で演奏する機会がたくさんあるので、日々目標を持って努力し続けることができました。私がこれまで頑張ってこられたのは、研究室の先生をはじめ、音楽教育専修の先生方、そして家族の支えがあったからだと感謝しています。当日の様子を教えてください。長江杯国際音楽コンクールには、音楽大学の大学院生や、ピアノ教室の先生など音楽専門のお仕事をされている方、中国人の方もいました。演奏順が一番だったのでとても緊張しましたが、落ち着いて、楽曲の良さが伝えられるように演奏しようと心に決めました。ホールに入ってみると、審査員との距離が近かったので、音量に気をつけながら演奏しました。コンクールを受ける時に私がいつも心がけることは、悔いの残らない演奏をするということです。結果よりも、自分の力を本番で出し切ることが大事だと思っています。また、コンクールに向けて一生懸命に練習することで自分自身が成長できるので、コンクールに出ることはとても良い経験になります。残念ながら1位にはなれませんでしたが、本番の演奏に悔いはなかったので、2位という結果でも満足しています。どんな先生になりたいですか?小学校と中学校音楽の教育実習を経て、私はやはり生涯を通して、大好きな音楽に携わっていきたい、中学校の音楽の先生になりたいと思いました。そして、4回生の時に無事教員採用試験に合格することができました。未熟ながら、来年の春から教壇に立つことになります。私は、子どもたち一人ひとりの心に寄り添える先生になりたいと思っています。そして、授業を工夫して、音楽の楽しさを子どもたちに感じ取ってもらい、音楽が好きな子どもたちを育てていけるように頑張っていきたいです。19_SUMMER 2016ならやま