ブックタイトルならやま2016秋号

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概要

ならやま2016秋号

どんな企画展?特別展「描かれた奈良―美術鑑賞としての定点観測─」では、教育資料館所蔵品の中から、過去に本学・美術教育担当教員として教鞭をとった4名の作家による絵画作品を集めた展示を企画しました。いずれも奈良のなつかしい風景や、本学のかつての様子を描いた作品ばかりです。特別展のテーマである「定点観測」は、自然現象等が時間の流れとともにどのように変化したのかを分析・比較する方法です。今回の展覧会では美術鑑賞の視点として、この「定点観測」をとりいれました。絵画作品が描かれた場所は現在どのようになっているのか、往時の風景を求めて取材を行い、学生ボランティア、教職員からなる特別展運営スタッフが取材をもとに執筆した解説を作品とともに展示しました。教育資料館とは奈良教育大学の教育資料館は、明治りょうまつこ41年に陸軍第38連隊の糧秣庫として建築され、戦後は本学附属図書館書庫等として使用されてきました。平成5年に教育資料館としてオープンし、これまで教科書類をはじめとする奈良県下の初等中等教育に関する各種資料の収集・保管・展示をおこなうとともに、展示室を活用した各種企画展も催しています。?? ??4月5日から開催し、その間学生はもちろん教職員の方や地域の方、そして作品を描かれた先生のご家族にもご来場いただきました。本来なら1カ月間の開催予定のところ、好評につき開催期間を延長することになりました。体験談昨年の写真展以来の学生ボランティアが主体となっての企画展示という中で、教育資料館が所蔵する作品を用いてのこのような企画展示を開催することができ、来て頂いた方にも楽しんでいただけたかと思います。先生方、職員の方々のご助力あってのことと思います。苦労もありましたが、フィールドワーク等楽しんで企画・準備することができました。また大学の風景の変化も知り歴史的な側面での発見もあり、とても貴重な経験になりました。今回の特別展を踏まえて、今後も教育資料館が主体となった展示を充実させていければと思います。教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻国語教育専修さわだ澤田なつみ夏美さん兵庫県立八鹿高等学校出身AUTUMN 2016ならやま_16