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概要

ならやま2017春号

NW羅盤針E奈良教育大学の取り組み小学校の校舎を水族館に!Sそ~曽に爾村立曽爾小学校でのわくわくアートプロジェクト~当日の活動までの流れ昨年度に引き続き、今年度も奈良県曽爾村立曽爾小学校において、「わくわくアートプロジェクト」(平成28年度フレンドシップ事業)という造形ワークショップを行いました。今回は「わいわい曽爾小水族館」というテーマです。様々な透明容器を用いて、水に棲む生き物をつくる実践を行いました。当日までに2回、曽爾小学校へ下見に行き、小学校の校舎のつくりを活かした活動ではどのようなものができるかを私たちゼミ生で検討し、学習指導案を作成しました。参考作品をゼミ生やボランティアに参加してくれた学生とともにつくり、児童の皆さんが関心をもって意欲的に活動できる授業を考えていきました。それでは、当日の具体的な実践内容を紹介します。1美術教育専修4回生金本玲奈さん・伊吹結香さん・小松真子さん「わいわい曽爾小水族館」の流れ(平成28年10月22日実施)指導者からの教授行為、留意点等? 窓ガラスに海藻や岩を装飾したネットを吊るし、水槽のイメージを持たせる。「水に棲む生き物をつくって、みんなと一緒に“わいわい曽爾小水族館”を完成させましょう!」?「見立て」…あるものを他のものに例えること。「このパック2つを組み合わせたら何に見える?」-「クラゲ!」導入児童の活動1参考作品を見ながらつくりたい水に棲む生き物について考える。2「見立て」について理解する。3透明容器を組み合わせてみんなで見立ててみる。4作り方を知る。?様々な形の透明容器や参考作品を用意し、どんな生き物をつくるか発想を膨らまさせる。?透明容器は切ったり変形させたりせず、形そのものを生かしてつくるよう伝える。?お互いの表現が見合えるように、班で円形になって座らせる。?班内で言語活動が活発になるよう、学生スタッフが声掛けをしたり賞賛したりする。展開5 班になってお互いの作品を見ながら水に棲む生き物を制作する。6飾りたい位置に作品を飾る。?互いの作品を認め合い、達成感を味わえるようにする。?様々な形の透明容器を組み合わせることで、新しい形を生み出すことができることに気づかせる。まとめ7作品をみんなで鑑賞し、友達の見立てのよさに気づく。7_SPRING 2017ならやま