ブックタイトルならやま2017秋号

概要

ならやま2017秋号

NW羅盤針E奈良教育大学の取り組み手作りにこだわる卒業・修了展覧会Sかの美術教育講座准教授狩野ひろあき宏明美術・文化遺産・文化財科学の学びの融合奈良教育大学の美術教育専修、文化遺産教育専修そして大学院の造形表現・伝統文化教育専修は、大学での研究成果を広く発信する卒業・修了展覧会を年度末に学内の２つの会場で同時開催しています。本学における美術科教育、絵画、工芸、造形芸術学、絵画記録保存、文化財科学の研究を行っている学生が協働して作り上げる展覧会であり、「美術・文化遺産・文化財科学の学びの融合」を示す重要な機会です。展示作業風景（文化遺産）展示作業風景（美術）展覧会を作り上げるプロセスに学びを見出す卒業・修了展覧会では、研究成果を示す作品やパネル展示、論文や関連資料など様々な展示品が並びます。そして本学の卒業・修了展覧会は、広報や関連イベントの企画実施を学生の手で行い、さらには展示環境そのものもできる限り手作りで生み出すことに特徴があります。卒業・修了展覧会を学生の手で作り上げるプロセス自体が、個々の研究成果を展示会場風景（文化遺産）魅力的に発信する方法を実践的に学ぶ機会になると捉えて取り組んでいます。展示会場風景（美術）7＿AUTUMN 2017ならやま