ブックタイトルならやま2018春号
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ならやま2018春号
クローズアップ本学教員の研究を詳しく紹介子どもたちの100の言葉に魅せられてさがわ学校教育講座准教授佐川さ早き季こ子保育・幼児教育に足を踏み入れたきっかけ私が、保育・幼児教育の世界に足を踏み入れたきっかけは、我が子の誕生です。学生結婚をした私たち夫婦は、夫の就職のためにドイツに移り住み、2年半現地で暮らしました。初めての出産もドイツ。出産は波乱万丈でしたが、育児はもっともっとドラマが待っていました。それでも、我が子や近所の子どもを見ていると、飽きることはなく、発見の連続でした。1歳半ごろ。ヨーグルトで絵を描くのを楽しむドイツに住んでいたとき。近所の遊び仲間と(ママ友のひざに抱かれて)言葉を話すようになるまでの子どもが、様々な伝達・表現手段を持ち、身近な人に自分のイイタイコトを伝えていることに驚きました。また、住んでいたアパートが外国人向けのところだったこともあり、離乳食一つとっても、インドの赤ちゃんがスパイシーな天ぷらを食べていたり、ドイツの赤ちゃんが甘い缶詰を食べていたりするのを見て、育児のやり方というのはこんなにも違うものかと驚き、文化ごとに違う様々な育児観を知りました。育児には、たった一つの正解があるわけではないんだということに気付かされた経験でした。SPRING 2018ならやま_10