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概要

ならやま2018春号

ひと・あれ・これ―活躍する卒業生を紹介―自分らしさを大切に現在私は、大阪府立高津高校に勤めています。本校は、「自由と創造」を校風に掲げ、校則・制服等を特別設けることなく生徒の自主性を育む学校です。1年生の副担任をしながら、毎日ユニークな生徒らに刺激を受けて、楽しく過ごしております。私は、学部・大学院と6年間奈良教育大学に在籍しました。在籍中何をしていたかというと、自分の趣味に向き合いました。音楽が好きだったのでライブによく行き、海外旅行が好きだったのでお金を貯めて色んな国に行き、その二つをコラボさせて海外でライブに行ったりもしました。サッカー・プロレス観戦などなど挙げればきりがないですが、何よりも、私が恵まれていたと思うのは専門教科である世界史が自分の趣味であり仕事となったことです。現在私は、世界史のみを教えているのですが(これが一番恵まれていた)、学生時代の海外旅行の経験や世界の音楽やスポーツの知識などはとても役に立っています。何よりも生徒らに「この先生は世界史が大好きなんだな」と思わせることができるのは大きいです。正直なところ、世界史に限らず生徒らにとっては嫌いな教科の方が多いのが当たり前だと思います。そんな中で、教科に対して楽しそうに授業をすることは案外大切なんだなと感じました。「よくわからんけどあの先生楽しそうやな」。入口はその程度でいいんじゃないでしょうか。まだまだ勉強中の身なのでわかりませんが。とにかく、教員になるとその人自身のキャラクターが今まで以上に濃厚に表れてきます。奈良教育大学ではユネスコクラブのこどもキャンプに参加したり、中澤静男先生のもとで「学ぶことの楽しさ」を教わったり、西田慎先生のもとで教科の専門性を磨いたり、色んな友人、先生方との出会いが自分を作ってくれました。高津高校に赴任し、自分の方向性に悩んでいた時、ある先生に「学校は大人の見本市」と言われました。色んな先生がいていいと思います。生徒らはその中から様々なことを学び取ってくれます。もちろん、教師として大事なあるべき姿はありますが、こうあるべきだ!こうしないといけない!それだけに縛られることなく、学生時代を楽しんでください。奈良教育大学にはそれだけのフィールドがあり、楽しい人たちがいっぱいいるはずなので。大阪府立高津高等学校社会科教諭学生旅行、ロンドンにてライブミュンヘンにてビール世界史の授業風景にかいどうたいき二階堂泰樹さん(教育学部学校教育教員養成課程言語・社会コース社会科教育専修2015年3月卒業大学院修士課程教科教育専攻社会科教育専修2017年3月修了)スペイン、夜のサグラダファミリアにてAftergraduationワンダーフォーゲル部夏合宿SPRING 2018ならやま_14