ブックタイトルならやま2018春号

概要

ならやま2018春号

特集教職大学院設立10年目を迎えて奈良教育大学教職大学院では専門的知見と実践力を兼ね備えた教員を育成します学習指導コース◆学級経営や生徒指導を踏まえて多様な授業（教育）方略を立て、評価し、授業改善に取り組むことのできる教師を養成します。◆専門的な知識、技能等を実践の場で多面的に生かし、教科の面白さや有用性を伝えることのできる教師を養成します。特別支援教育コース◆ＬＤやＡＤＨＤ等の発達障害をはじめとする障害のある児童生徒に対応できる知識を持った教師を養成します。◆特別なニーズを持つ子どもに対する指導・支援の具体的な方法を学び、特別支援教育に関する高度な実践的力量を持った教師を養成します。学びの4コース学校組織マネジメントコース◆児童生徒・保護者、同僚にも自分の指導の方針についてわかりやすく説明できる教師を養成します。◆学校教育の改革推進、調査研究推進にかかわって、学校のリーダーになれる教師を養成します。生徒指導コース◆生徒理解、生徒指導の多様な方法を身につけ、実践の場に生かすことができる教師を養成します。◆カウンセリング、キャリア発達に関する知見を生かし、児童生徒・保護者、同僚を支援できる教師を養成します。院生の声磨き続けて私は授業力を向上させたいと思い、教職大学院への入学を決めました。高度で専門的な指導力を身に付けたいという強い思いから、学習指導コースを選択しました。教職大学院では様々な講義を通して理論を学び、2年間の実習では高校現場で実践的な教育活動を行いました。そして、課題研究に取り組んでいく中で理論と実践の往還に基づいた高度で専門的な指導力を身に付けることができました。こうした学びと経験を糧として、教育現場で精進し続けていきたいです。大学院教育学研究科教職開発専攻学習指導コース2回生学びにあふれた2年間困り感をもつ子どもたちに気づき、指導・支援できる教員を目指し、新設された特別支援教育コースに入学しました。同コースの現職の先生方と共に学べる空間は、学校現場の様子を思い浮かべながら具体的な指導・支援について考えることができる貴重な時間となりました。また、2年間を通しての実践では、自分自身の力量と向き合うことができ、改めて自分が目指す教師像について考えることができました。教職大学院での学びを活かし、新年度からは一教員として頑張っていきたいと思います。大学院教育学研究科教職開発専攻特別支援教育コース2回生さかもと坂本にし西あ有ま眞り里き輝さ紗さんさん新しい一歩を踏み出してみよう！年齢的にも経験的にも中堅に差し掛かかっている最中、さらなる教員としての資質向上を目指して教職大学院の門をたたきました。特に私が所属した学校組織マネジメントコースでは、豊富な経験や知識をおもちの先生方の指導のもと、実際に学校において組織マネジメントについての研究を行うことが可能です。それによって極めて実践的な研究活動を行うことができ、教員としての視野が一層広がることとなりました。学校組織マネジメントコースで学んだ２年間は、私の教員人生における大きな自信であり財産です。大学院教育学研究科教職開発専攻学校組織マネジメントコース2回生生徒に寄り添える先生にふるかわまさとし古川将寿さん私が教職大学院に入学しようと思ったきっかけは、学校現場での長期的な実習に魅力を感じたからです。私は中学生の不登校について関心があり、不登校生徒に寄り添う姿勢を養いたいと思っていたので、生徒指導コースを志願しました。実際に私は2年間の実習で不登校支援に携わり、学部時代にはできなかった貴重な経験をすることができました。教職大学院で学んだことを実践に活用することができたと感じています。この経験を生かして新年度から教育現場で尽力したいです。大学院教育学研究科教職開発専攻生徒指導コース2回生たなか田中み美さ沙さん3＿SPRING 2018ならやま