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概要

ならやま2018春号

教職大学院設立10年目を迎えて特集[特別支援]教職大学院で学ぶ特別支援教育?教職大学院特別支援教育コースへのお誘い平成28年度に教職大学院の「特別支援教育コース」が発足し、30年3月に初めての修了生を送り出します。本コースは、特別支援学校・特別支援学級はもとより、通常学校の現場で求められているLDやADHD等の発達障害やその可能性のある児童生徒に対応できる知識及び、指導・支援の具体的な方法を学び、特別支援教育に関する高度な実践的力量を形成することを目的としています。また、特別支援学校教諭一種免許状の取得希望者には、「特別支援学校教員免許取得プログラム(3年コース)」を設けています。本学教職大学院では、現職教員院生と学部卒業院生の学びの制度は少し異なります。奈良県内の現職教員院生は、1年目は主に講義等を受講し、2年目になると県立教育研究所で勤務しつつ、学校現場に出向き、1年目の学びから得た問題意識や仮説を検証する実践を進めます。学部卒業院生は、2年間かけて特別支援教育のより深い専門的学習を深めながら教育現場で課題を探究し、その解決を志向する実習に系統的・継続的に取り組みます。ユニバーサルデザイン教育、インクルーシブ教育、合理的配慮、学習障害などの発達障害の理解と支援、通級指導の理論と実際、ソーシャルスキルトレーニングや認知行動療法、自立活動や教育支援計画・指導計画なども含めた教育課程の編成、医療や福祉との連携、卒業後の生活など、院生はそれぞれの問題意識と課題に向き合い、実践的かつ専門性の高い指導力を修得していきます。多様な学びと現場での実践、理論と実践の往還を進める教職大学院特別支援教育コースをのぞいてみませんか。さまざまな取り組みユニバーサルデザイン・合理的配慮を意識した教材の交流通級指導教室担当者(ゲスト)の講義通級指導教室への訪問特別支援学校での実習インクルーシブ教育をめぐる討議通級指導教室の今後の展望県立教育研究所特別支援教育部からの報告(中井部長)SPRING 2018ならやま_6