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概要

ならやま2018夏号

留学生レポート21119106783451ロックヘイブン大学2セントラルミシガン大学3嶺南大学校4公州大学校5光州教育大学校6西安外国語大学7華東師範大学8インドネシア教育大学9ハイデルベルク大学10ブカレスト大学11リヨン第三大学Interviewee教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻英語教育専修4回生大谷高等学校(京都)出身あさくらしほ朝倉史帆さんハイデルベルク大学(ドイツ)(留学期間2017.9~2018.8)友人達とハイキングをした時ドイツでお花見をした時留学をしようと思ったきっかけは。大学に入学する前から英語以外の言語を学びたいと思っていました。特にヨーロッパに興味があったことから奈良教育大学の交換留学協定校にハイデルベルク大学があるのを見つけ調べてみました。ハイデルベルク大学は旧市街の中にあり、また世界でもハイレベルの大学であると知り、こんなすてきな場所で学んでみたいと思い留学を決意しました。留学する前にどれくらい語学の勉強をしていましたか。留学前にドイツ語検定4級を取得しました。それ以外には自分で参考書を買い文法や語彙の勉強をしました。また、何かわからないことがあったときはハイデルベルク大学から来ている交換留学生に質問をしに行ったり、発音練習を一緒にしてもらったりしていました。留学先ではどのような1日を過ごしていますか。授業の時間以外はだいたい学生食堂やカフェでタンデムパートナー(会話パートナー)や友達と会って談笑したり勉強したりしています。夜は課題をしたり、音楽を聴いたり、動画をみたりしてリラックスしています。留学生活で一番驚いたことは何ですか。学生のほとんどが英語はもちろんスペイン語、フランス語等の他の言語も学習していて話せることです。ヨーロッパの国同士の近さをとても感じました。言語の近さもありドイツ人にとって英語習得は簡単とはよく聞きますが、それ以外にも2カ国語以上話せる、勉強したことがあるという人が本当に多いです。日本語のことをマイナー言語だと思っていたのですが、日本語学科の学生以外でも日本語を知っている人、勉強をしている人が多くいて驚きました。留学中一番うれしかったこと、逆に大変だったことは何ですか。奈良教育大学で知り合った留学生たちと再会できたことです。ほとんどの留学生とは知り合っても帰国した後はSNSでのメッセージのやりとりだけになってしまうので実際にヨーロッパで再会し近況報告ができてとてもうれしかったです。大変だったことはドイツ語を話すことにおけるモチベーションの維持です。ドイツでは多くの人が英語を話せます。私がドイツ語をうまく話せないと英語に切り替えられドイツ語を話したいのに自信をなくして話せなくなってしまうことが多くありました。留学体験をどのように活かしていきたいと思いますか。将来教職に就いたときこの留学経験を活かしたいです。日本での外国語教育は英語一辺倒の傾向がありますがEU諸国では複数の言語が学ばれていること、英語以外の外国語学習もあることを生徒たちに示し、自らがモデルになれるように努力したいと思います。在学生、高校生の皆さんに一言。留学中に文化の違いを肌で感じることは語学学習より大事な経験になり、自分の視野を広げるきっかけとなりました。留学をする、海外に行くのにはまだ抵抗がある人もいると思いますが、日本でも異文化体験はできます。ぜひ積極的に留学生や外国の人々と関わる機会を増やしてみてはどうでしょうか。17_SUMMER 2018ならやま