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概要

ならやま2018夏号

特集学校現場で働く卒業生が語る教職の魅力小学校なかたかあき仲孝昌さん勤務校:香芝市立真美ケ丘東小学校教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻社会科教育専修2017年3月卒業勤務校について教職の魅力について私は、昨年の4月より、香芝市の真美ケ丘東小学校で勤務しています。本校は在籍児童数が約550名で、各学年が3クラスと比較的多い学校ではありますが、学校全体として落ち着いていて、子ども達も素直にのびのびと過ごしています。そんな中、現在は、4年生39名の学級担任として、授業や学級運営に日々奮闘しています。現場で活きている大学での学び私は、学部の4年間を奈良教育大学で過ごし、いろんなことを学びました。教科指導、生徒指導、教育課題、心理学など、働き始めてから学んだことが活きているなと実感しています。その中で、特にESDについての学びが大きいように感じています。在学中にユネスコクラブに入り、中澤先生の御指導のもと、研修やキャンプに参加したり、また学生企画を実施したりするなかで多くの知識や経験を得ることができました。例えば、4年生では水やごみの処理などについて学ぶのですが、ただ知識を得るのではなく、「人・環境・社会」がつながり合っていること、ひとりひとりの行動が大切だということを考えさせることができました。ただし、私に力量が無かったのと、まだ4年生にはむずかしかったようですが。子ども達は、スポンジのように吸収します。水の勉強が終わった後、給食でごはんが残っていると、「うわ、もったいない!」と、それまで私が言わないと気にしていなかったことに気づくようになったり、手を洗うときも、出しっぱなしだった水を止めるようになったり、学んだことや大切だと感じたことはすぐに態度や行動に現れます。そういった子どもの成長を感じたときや、子どもが「わかった!」と言ったとき、子どもの笑顔を見ているときに何とも言えない大きな喜びとやりがいを感じます。わからないことや知らないこと、失敗することもたくさんありますが、子ども達に負けないように、日々成長し、学び続けていきたいと思います。学生時代にNPOを通じて海外(フィリピン)にも行き、貧困について学びました。フィリピンでホームステイもしました。そういった経験から卒業論文も書きました。ユネスコクラブでいろんなところに行って学びました。写真は熊野古道での写真です。3_SUMMER 2018ならやま