ブックタイトルならやま2018夏号
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ならやま2018夏号
学校現場で働く卒業生が語る教職の魅力特集特別支援学校さかい酒井すず鈴かさん加勤務校:奈良県立ろう学校教育学部学校教育教員養成課程教育・発達基礎コース特別支援教育専修2012年3月卒業勤務校について現場で活きている大学での学び奈良県立ろう学校は県内に唯一の、聴覚障害のある子どもたちの学校です。0~2歳の早期教育部、3~5歳の幼稚部、小学部、中学部、高等部とあって、私は小学部に所属しています。中学部、高等部では部活動も盛んで、本校の演劇部は昨年度の第4回手話パフォーマンス甲子園で優勝しました。教職の魅力今年から小学部に所属しているのですが、これまで中学部、幼稚部と他の学部も経験させていただいてきました。どの学部の子どもたちも、自分の直面する課題と一生懸命向き合いながら学びつづけています。子どもたちの気持ちに寄り添い、時に応援しながら、その成長する姿を間近で見られるということは教職の特権だと思います。特別支援教育ではそんな子どもたちの姿を一緒に見つめ、悩み、成長を喜び合える同僚が同じ教室にいたり、お母さんたちが身近にいたりします。子どもたちの成長をたくさんの人と喜び合えるのはとても素敵なことですよね。今思うと、進路決定に深く関わったのは附属中学校特別支援学級(5組)での教育実習かなあと思います。5組の子どもたちと毎日楽しく過ごしながらも、彼らの発達の課題や思春期特有の課題について、実習仲間とよく話をしました。仲間と話すことで話が整理されたり、励まされたりすることもたくさんありました。実習の中では研究授業をさせていただき、みんなで遅くまで教材研究に取り組んだこともいい思い出です。悩んだときに一緒に悩み、方法を探っていく仲間がいることはとても心強かったです。今も教室の中で疑問や悩みが生まれると、すぐに同僚の先生方に相談します。そんな風に一つひとつ丁寧に乗り越えていけばいいということは大学の仲間たちから教えてもらいました。在学生・受験生に向けてたくさんの人との出会いを大切にしながら、充実した大学生活を送ってくださいね。5組の研究授業前日。夜遅くまで、みんなと一緒に授業の流れを確認したり、教材を見直したり…いい思い出です。5組実習にて。国語のありの行列の授業です。追いコンにて。特別支援教育専修の仲間と先生方。今でもよく連絡を取り、仕事の話をします。SUMMER 2018ならやま_6