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概要

ならやま 2018秋

ラボ・レター─学生による研究室紹介─教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修ひろせ廣瀬とし聡や弥研究室幼年教育専修の研究室紹介F rom幼年教育専修には、個性豊かでとても頼もしい先生がいます。私たちの専修では、3回生の後期から、自分の興味のあるテーマに関連する研究室に分かれて所属し、それぞれ研究を行います。私たちが所属する廣瀬研究室には、4回生5人、3回生3人が在籍しています。基本的に、学年ごとに週1回のゼミがあり、みんなで時には楽しく、時には真剣に研究しています。前列左からたにじりあゆみひろせとしやおおきたむつみ4回生谷尻歩未さん准教授廣瀬聡弥4回生大北睦さん大阪府立生野高等学校出身徳島県立城東高等学校出身後列左からそうがわゆいたなかみきやまねかなこ3回生寒川結さん3回生田中美輝さん3回生山根佳菜子さん奈良県立畝傍高等学校出身大阪府立高津高等学校出身広島県立呉三津田高等学校出身きむらまなみにしのあかり4回生木村愛美さん4回生西野愛加梨さん奈良県立高田高等学校出身大阪府立生野高等学校出身Student's Voiceゼミ生の卒業論文について教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修4回生研究室活動の流れ私たちの研究室では、3回生の後期から、少しずつ卒業論文の書き方や研究方法などを学びます。そして、自分の研究テーマに関する文献を調べ、それをゼミで発表しながら、4回生での研究に向けて準備を進めます。テーマはそれぞれの学生で異なりますが、基本的には、子どもや保育、子育てなどに関連するもので、他の学生の発表を聞きながら多くのことを学ぶことができます。4回生になると、就職活動と並行しながら、専修の活動として年に3回ある卒論発表会に向けて、それぞれのペースで研究を進めます。研究方法として、実際に幼稚園などに行き、子どもたちを観察することも多く、子どもの可愛さに癒され、励まされながら取り組んでいます。また、研究室には、一般企業へ就職する仲間もいます。しかし、子どもや保育、子育てについて学んできたことは、社会に出た時や私たちが保護者になった時に役に立つことばかりだと思います。残りの研究室での活動を通して、これまで学んできたことをさらに深めていきたいです。研究室の魅力廣瀬研究室の魅力は、先生と学生の仲がとても良いことです。廣瀬先生は、私たち4回生が2回生の時に、奈良教育大学に来られた先生です。クールな一面に、はじめは厳しい先生なのかなと少し緊張しました。しかし、様々なお仕事があって、とてもお忙しい中でも、私たちのために時間を作って話を聞いてくださる優しい先生で、私たちは大好きになりました。ゼミが始まったばかりのときに、廣瀬先生とゼミ生で、雑誌を見ながら真剣に飲食店を選び、美味しいご飯を食べに行き、良い思い出となりました(ごちそうしていただきました!)。また、私たちが、卒業研究や就職活動で悩んでいるときには、学生ゼミ室へ様子を見に来てくださり、先生の経験談などを交えながら、多くのアドバイスを頂きました。そんな優しさに、私たちも励まされ頑張ることができますし、きっと廣瀬先生も私たち学生のことが、大好きなんだと思います(笑)。このように、先生と学生との距離が近いことで、保育に関することやそれ以外のことも、気軽に相談でき、親身になってアドバイスが頂けるところが廣瀬研究室の魅力です。しょうじりさ荘司理紗さん奈良県立畝傍高等学校出身私は、「気になる子どもの保育におけるハッピー感」というテーマで研究しています。障害の有無に関わらず、保育をする上で何らかの支援が必要だと感じられる子どもを「気になる子ども」と定義されています。そのような子どもを保育するうえで、多くの保育者が負担感や困難さを感じていることがこれまでに明らかになっています。一方で、子どもを保育することで得られるハッピーな経験もあるはずだと考え、両者が楽しくなる保育のあり方を研究しています。教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修4回生たにじりあゆみ谷尻歩未さん大阪府立生野高等学校出身私は、保育の質を向上させるために行われている園内研修について研究しています。公開保育を見た後での話し合いと、ビデオで録画した保育を見ながらの話し合いとを比較することで、園内研修でビデオを用いた場合の有効性を明らかにしようと研究を進めています。教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修4回生きむらまなみ木村愛美さん奈良県立高田高等学校出身私は、「保育者が抱える育児不安」について研究しています。近年、核家族の増加や女性の社会進出などが原因で引き起こされる育児不安が問題となっています。それでは、日々、子どもたちと関わり、子どものことをよく知っている保育者が母親になった場合、育児不安はないのかと疑問に感じ、研究に取り組んでいます。13_AUTUMN 2018ならやま