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概要

ならやま 2018秋

羅N針不登校などの問題を抱えるW盤E奈良教育大学の取り組み子どもの居場所づくり?居場所ねいらくの取り組み?Sいくた教育連携講座生田しゅうじ周二不登校などの問題を抱えた子どもの放課後の居場所支援と学習支援をおこなう目的で、2017(平成29)年12月19日から始めました。1.目的とサポートの内容1子どもたちへの支援居場所「ねいらく」では、居場所支援による子どもの社会性や他者とのコミュニケーション力を育むこと、ならびに学習支援による子どもたちの学力向上を目的としています。具体的には、次のような役割があります。居場所「ねいらく」の役割居場所づくり子ども達が安心して過ごすことができるとともに、ボランティアスタッフや他の子ども達などとの活動を通して、他者から認められ自尊感情を高めることができる「居場所」を提供します。また、子ども達が行う様々な活動を通して子ども達の人間関係をはぐくみ、コミュニケーション能力を育てます。体験活動時々みんなで取り組む、たこ焼きやクレープづくり、クリスマス会などのイベントでの創造活動や創作活動、調理をとおして、生活体験の幅を広げます。学習支援学校の宿題やワークなどをサポートすることで、基礎学力を確保し、学習意欲を高めます。これらの活動をとおして、「自分の居場所」を実感できることを大切にしながら、子どもたち同士や大学生、大人とのつながりを持ち、可能であれば基礎的な学力を身に付けられるようにします。家庭に問題を抱える子ども達は、生きづらさを抱えていることも多く、現在は学校に通っていても不登校へのグレーゾーンにいることもあります。そのような子どもたちのサポートを行うことで、不登校を予防することができると考えます。2保護者や学校の先生などへの支援本事業では、スタッフとして奈良教育大学の学生だけでなく、スクールカウンセラーをしている学校心理士が参加し、常駐して子ども達の支援にあたっています。そのため、常に子ども達の様子や変化、状態に合わせた支援を行うことが可能となっています。また、保護者の方に対して、家庭での悩みごとの相談も次のように受けています。「ちょっと気になっていることや、誰に相談していいかわからないけれども誰かに聞いて欲しいことなど、ほんの些細なことで構いません。話をするだけで気持ちが楽になることもあります。お子様の学校生活のこと、家族のこと、子育てのことなどお困りのことがございましたら、ご相談ください。」さらに、学校の先生からの相談も受け付けています。7_AUTUMN 2018ならやま